Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 国王夫妻の‘アフリカ外遊’に関して、隔週刊誌「Himal」がとても面白い調査記事を掲載している。これを読むと、今回の外遊がいかに異常なものであるかがわかる。国王夫妻は、アフリカのチュニジア、エジプト、ケニア、ブルンディ、タンザニア、南アフリカ共和国を訪問することになっているが、エジプトにネパール大使館があり、南アフリカと小規模な通商関係があるのを除けば、これらの国々とは政治的・経済的関係がほとんどない。国家が危機に瀕している時期に、そうした国になぜ行くのか、まず、その「目的」についてだが、同誌によると、王子時代に自然保護団体のパトロンをしていたギャネンドラ国王は、アフリカの自然保護に興味があり、サファリ・パークの視察に行くのだろうという‘説’がある。もう一つの‘説’は、何人かの占星術師が11月22日から30日まで、国家にとって非常に不吉なことが起こる可能性があると予言したことから、これを避けるために南半球に出かけたというのである。いずれにしても憶測にすぎず、外務省関係者も王室関係者も目的に関しては口をつぐんでいる。さらに、この外遊に誰が同行しているのか、また、さまざなま国への訪問の日程などについても、外務省などには全く知らされていないらしい。この記事によると、チュニジアで開かれたIT関連の国際会議に出席して、中央アフリカのブルンディにPKOで派遣されている王室ネパール軍の部隊の視察に訪れたあとの日程に関しては、この外遊に同行しているネパールテレビなど、国営メディアの記者にも知らされていないらしい。

 「Himal」が財務省から得た情報によると、政府はこの訪問の1週間前に閣僚会議を開いて、国王の今回の外遊のために220万ドルと1500万ルピー、つまり、約1億7000万ルピーを国家予算から放出することを決めている。2月1日の政変後、ギャネンドラ国王が初めてインドネシアと中国を訪問したときにも5000万ルピーが国家予算から使われた。さらに、今回の外遊ではロイヤル・ネパール航空に2機しかない大型飛行機のボーイング機1機が約3週間、国王の専有機として使われている。この飛行機のリース代として、政府はRNAに1時間あたり1万1000ドルの料金を支払うことになるが、この期間、RNAは国際便のフライト3割をキャンセルしなければならない。観光シーズンで、しかもマオイストの停戦により観光客が増加しているこの時期のキャンセルは、RNAの信用をさらに落とすだけでなく、大きな経済的損失にもなるという。

 この記事が伝えようとしているように、国王がこれだけの国家予算を使って、個人的な理由で行く必要もない国を訪問しているのだとしたら、これほど大きな国民に対する裏切り行為はない。こんな行為をいったいつまで続けられると思っているのだろうか。

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