Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 先週、話題の占星術師に会い、この国の行く末について話を聞いた際、「近い将来、‘変化’は必ず訪れる」と話していた。現在、水面下で進んでいることを考えると、実は、‘変化’はすでに始まっているのだと実感する。国王1人の力では到底止めようもない流れが、かなり力強く流れだしている。これが生の歴史というものなのだろう。7政党とマオイストのあいだで12ポイントの‘同意’が成立してから、これまでマオイストのコントロール下にあった地方では、状況が一変したようだ。今日の「カンティプル」紙は、西ネパールのカリコット郡で、キャンペーンのために村々を訪れている7政党の活動家を、村人やマオイストまでもが‘歓迎’しているという記事を一面で伝えている。今日発売の週刊誌「Nepal」には、ロルパでネパール統一共産党(UML)のバムデム・ガウタムとプラチャンダとのあいだで合意書が取り交わされてから、ロルパのマオイストの党外の人間に対する態度が一変したという取材記事が掲載されている。私が10月末にロルパを訪ねたときでさえ、入域許可をマオイストから得る必要があったのだが、‘合意’後はジャーナリストも他の政党の人たちも自由に行き来をしているのだという。マオイストの前で彼らを批判することさえ、可能になったという。2001年、2003年と、政府側と2度にわたる公式対話が行われていたときでさえ、こうではなかった。7政党との‘合意’はマオイスト側の態度を180度転換させたようだ。もちろん、マオイスト内部には、こうした急転換に納得のいかない気持ちをもっている人もいるはずだ。しかし、今回の合意で、国民が求めていた‘平和’が現実的なものとして目の前に見えてきたことには大きな意味がある。

 国王の側近たちは、この合意を‘不自然’なものとして疑いの目でながめているが、国際社会や国内の人たちのほとんどがこれを歓迎している。王室派として知られるラシュトリヤ・ジャナシャクティ党のスールヤ・バハドゥル・タパ党首は、共和制と制憲議会には同意しないとしながらも、この合意を‘positive’に受け止めるという声明を出した。一方、国民民主党のパシュパティ・シャムシェル・ラナ党首も昨日、合意を歓迎する発言をし、「国王が議会勢力と話し合おうとしなかったために、両者間で合意成立となったのだ」と国王を批判するコメントさえした。インドの有力紙「Times of India」も昨日、この‘合意’を歓迎する記事を掲載したと伝えられた。同紙は、今回の合意の影にインド政府の支援があったことさえ示唆している。同紙の記事は、South Block、つまりインド官界の意図を反映していると見られることから、インドが7政党とマオイストの合意を支持していることは明らかだ。

 こうした状況を見ると、国王は四面楚歌に立たされているといっても言いすぎではない。のんびりとアフリカ外遊をしているときではないと思うのだが、自らの身を守るための国外訪問の旅とあっては、途中で切り上げるつもりもないのだろう。来月2日に帰国後の反応に興味が引かれる。

 今日午後8時45分から放送されるBBCラジオのネパール語放送で、マオイストのプラチャンダ党首の初のインタビューが放送される。BBCは、プラチャンダが2月1日の政変直後に自分で読み上げた声明文のテープを放送しているが、活字メディア以外でインタビューに答えるのは初めてのことだ。どんな発言をするのか楽しみである。

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