Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 今日は午後4時から「突破デモ」の予定だったが、午後3時半にディバザールに行くと、すでにポタリサラクは交通遮断され、ディリバザールの入り口には‘逮捕者用’の数台のトラックが置いてあった。ディバザールの西側には、かなりの数の警官が待機していた。東側には、通りを埋めるほどの大勢の人がいる。今日は7政党の学生、青年組織によるデモで、予定の時間よりも早く、警官隊との衝突が始まった。反国王のスローガンや、「LPガス・マハンゴバヨ!ティア・ガス・サストバヨ!(LPガスは値上がりしたけど、催涙ガスは安くなった!)」という新しいスローガンも聞こえる。すぐに3台のトラックが逮捕者で一杯になった。いつも同じパターンだが、逮捕されるだけ逮捕されたあと、デモ隊が警官隊に投石を始め、警官隊が催涙ガスを撃つ。今日は、若者が多いせいか、デモ隊はひるむことなく、ディバザールの坂の上(東側)から警官隊を追いかける。警官隊は続けて10発以上の催涙ガスを撃った。メディア関係者の数も相変わらず多い。毎日のようにジャーナリストの負傷者が出ているが、今日は、ベテラン・カメラマンのAFPのネパール人カメラマンが頭部に石があたり怪我をした。ヘルメットをかぶっていたが、役に立たなかったようだ。しばらくして、デモ隊が電線をまいたコイルに火をつけた。火はすぐにまわって、待機していた放水車が駆けつけてようやく火は消えた。

 どうもデモ隊は日に日に大胆になっているように見える。警官隊を挑発するような態度さえ見せることがある。これでは「平和的デモ」とはとてもいえない。

 今日は午後2時からネパール・ジャーナリスト連合によるデモがラトナ公園でもある予定だった。しかし、デモを出す前に警官隊に包囲され70人以上が逮捕、4時間後に釈放されたと夕方のFMニュースで伝えていた。

 午後2時からは、国連人権に関する委員会のSpecial Rapporteur on Torture、Manfred Nowak氏の記者会見があった。1週間におよぶネパール訪問の最後の日の会見だった。Nowak氏はカトマンズ、ネパールガンジで刑務所や軍施設を訪問。軍幹部や内務大臣、NGO関係者らと会って、ネパールにおける拘置施設内での拷問の状況に関する調査を行った。その結果は「ネパールでは警察、武装警察隊、王室ネパールの内部で、拘置者に対して、証言を引き出す目的で、‘組織的’に拷問が行われている」というものだった。Nowak氏は、「ネパールでは拷問は罪ではない」と話し、拷問をした治安部隊が罰せられることがないことに対して強い懸念を示していた。一方、マオイストの側も金をとったり、協力的でない人を罰するために、体の一部を切るなどの拷問をしている証拠があるという。

 下の記事の写真は、上から、トラックに乗せられた女子学生。逮捕されていくネパール会議派の“共和制派”モハンタ・タクール元国会議員。逮捕された73歳のダカルさん。

 この記事に写真は、上から、催涙ガスが充満したディリ・バザール。電線に火をつけるデモ隊。

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 今日午後3時半からのディバザールでの「突破デモ」の写真です。

催涙ガスの影響

 昨日は7政党による「突破デモ」がお休みだった。今日は午後4時から場所を変えて、ディリバザールからポタリ・サラク、バグバザールへ向けて「禁止ライン」を突破するデモが出ることになっている。今日のデモを主催するのは学生と青年組織だ。したがって、いつもよりも、激しい警官隊との衝突が予測できる。14日に、バグバザールで警官隊が放った催涙ガスが学校の構内に入り、小学生4人がガスを吸い込んで意識を失った。この学校では、催涙ガスの影響で昨日も14人の生徒が学校を休んだと日刊紙「カンティプル」が伝えている。連日の催涙ガスの放水される汚水を浴びて、健康を害したデモ参加者がずいぶんいると聞いた。胸に催涙ガス弾が当たった学生リーダーのガガン・タパも、熱を出して休養していた。先ほど、電話をしたところ、ようやく良くなって、今日は彼に対する訴訟(政府が治安妨害罪で起訴した)のために裁判所に行くと言う。私自身、催涙ガスで喉をやられたあと、まだ完治していない。催涙ガスの副作用は時間がたってから出ることもあると聞いた。昨年の街頭運動のときには、警官隊が病院内(カトマンズ・モデル病院)に催涙ガス弾を撃って、入院している病人にまで影響が出たと非難されたこともあった。まさか、学校にしろ、病院にしろ、わざと撃ったわけではなくて、誤まって入ってしまったのだろうが、現場で見ていると、どうも必要以上に催涙ガス弾を撃っている印象がある。

 「民主主義と平和のための運動」という市民グループの主催者であるDr.ディベンドラ・ラジ・パンデに今朝、インタビューをした。政党は組織であるためか、いくら「変化している」と言っても、根本的な変革は困難だ。表面で見えるほどに、実は内部は変わっていないというのが現実だ(特にネパール会議派)。したがって、政党リーダーには、個人的にはあまり期待をしていない。彼らはパワーのために、すぐに妥協をするという疑いもある。しかし、ネパール社会には、特に、職業人として政治に関わってきた人のなかには、Dr.パンデのように、妥協を許さず、パワーに対する欲望も見せずに、いさぎよい態度を貫いてきた人もいる。今日、Dr.パンデと話して、彼のような人物が市民社会を導く運動をしているのを見て、期待がよみがえった。Dr.パンデとのインタビューの詳細はアジアプレス・ネットワークのほうに掲載させていただきたい。

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