Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 「Kntipuronline」によると、ダイレク郡の「カンティプル」紙記者ハリハル・シン・ラタウルが今朝8時半、「マオイストに関わったこと」を理由に郡行政当局に連行され、身の潔白が証明されるまで、郡を離れることを禁じられたという。「SOS」を出していたほかのジャーナリスト8人は人権NGOの「INSEC」のスタッフらとともに、今日、ダイレクを離れたと伝えている。ラタウルが送ってきたE−メールによると、マオイストが一方的停戦宣言をした2日後に、「報復グループ」が郡庁所在地の近くで殺害したマオイスト「ウッタム」の手帳に、「ラタウルに5000ルピー渡した」と書いたメモがあったことが、当局が示している証拠だという。本人はなぜ、このようなメモがあったか不明だとし、自分はマオイストから金を受け取ってはいないと否定している。このニュースは、なぜか「online」だけで報じられ、午後6時半の「カンティプルFM」と午後7時の「カンティプル・テレビ」のニュースでは伝えられなかった。したがって、当局側の主張が真実なのか、ラタウルの主張が真実なのかを判断する第三者からの情報は何もない。

 今朝一番に届いたE−メールは、ダイレク郡の「カンティプル」記者、ハリハル・シン・ラタウルからのものだった。メールはネパール語で2行半の短いもの。そこには、「今朝5時、私たち15人がここを離れようとしていたとき、警察が家を包囲して、今日午前10時に出頭するよう命令された。(警察は)われわれがここから離れることを許さないだろう。昨日、私たちを救出するためにネパールガンジを出発したグループも、今にいたるもここに到着していない」とあった。その後、現在(午後4時)にいたるまで、次のメールが届いていないため、その後、彼らがどうなったのかは不明だが、当局はジャーナリストたちの移動の自由さえも奪うつもりなのだろうか。

 「カンティプル」と「The Kathmandu Post」が一面で、16日、国連総会が開かれていたニューヨークの国連本部前でネパール人がデモを行ったことを報道した。200人ほどのネパール人やアメリカ人が集まり、国王による絶対王政に反対するデモ・演説をしたと2紙は伝えている。政府は国連総会に出席する代表団とともに、報道陣を連れていったが、そのなかにこれら2紙は含まれなった。政府系メディアだけでなく、民間の日刊紙「Nepal Samacharpatra」や民間テレビの「Channel Nepal」の記者は連れていったが、最大メディアのKantipur Publicationとカンティプル・テレビからは誰も連れていかなかった。国王に忠実なメディアだけを選んでお供としたわけだ。しかし、2紙は独自でそれぞれ1人ずつの記者をニューヨークに派遣。しかし、直前で国王が出席をキャンセルしたために、2紙の記者派遣の意味は半減した。16日には、国王に代わってネパール代表団を率いたラメシュ・ナス・パンデ外相が国連総会で9分間の演説をした。パンデ外相は演説のなかで、「民主主義の形態はそれぞれの国で異なる。すべての独立国とその国民は、自国に合った形態を自由に選ぶことができる」と話したという。しかし、その“民主主義の形態”を選ぶのは国王ではなく、国民であるべきだ。

 アジアプレス・ネットワーク(www.asiapressnetwork.com)に「緊急手記・38」を掲載しました。

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