Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 再び熱を出してしまい、昨日はキルティプルの市民集会を見にいくことができなかった。テレビや新聞の報道を見ると、かなりの人が集まり、大分盛り上がったようだ。人権活動家のクリシュナ・パハリや詩人のアルジュン・パラジュリはすっかりこの民主化運動の“ヒーロー”的存在になってしまった。彼らが来るというだけで、大勢の人が集まる。一方、7政党のほうは相変わらず一般市民を巻き込めずにいる。今日、7政党は全国73の郡で集会・デモを行ったが、夜のニュースを見た限りでは、カトマンズのデモはお粗末なものだった。リーダーもおらず、「mass」と呼べるほどの人も集まっていなかった。市民グループ「民主主義と平和のための運動」は明日、カトマンズの北にあるヌワコット郡でこうした集会を開き、ダサイン祭前のプログラムに終止符を打つ。

 ネパール共産党統一マルキスト・レーニニストのマダフ・クマール・ネパール総書記が、「3ヶ月以内にマオイストと7政党のあいだで対話を開始する」ことを明らかにした。政府が「テロリスト指定」をしているマオイストとどこで対話をするのかに関しては、「必ずしも外国で行う必要はない。ネパール国内でも可能である」と話したという。7政党はマオイストと対話を始める事に関して、国連、インド、英米、EUからの同意を得ようとしているが、最大の難関は米政府のようだ。アメリカ政府は、「マオイストはテロリストである」という考えを変えるつもりがないと聞いた。そのため、対話はまず、7政党と国王のあいだで行われるべき、この2者間の問題が解決したあとにのみ、マオイストと対話をすべきという考えに固執しているようだ。しかし、最終的な流れを決めるのはインド政府である。ネパールの問題については、「インドのイニシアティブを望む」と公言してきた米政府だ。インドの出方によっては、アメリカ政府もそれに従わざるをえないだろう。

 同居する小学校1年生の男の子が現在、試験中である。社会の教科書を見ると、2月1日以降に導入した「ラシュトラバディ・シッチャ(愛国教育)」の色が出ていて興味深い。試験の質問には、たとえば、こんなのがある。「ギャネンドラ・ビール・ビクラム・シャハの誕生日はいつですか?」「Who cares for the people in Nepal?(ネパール国民の面倒を見るのは誰ですか?)」後者の質問の答えはもちろん、「ギャネンドラ国王」である。

 先日、化学肥料を2万トン、インドから密輸する企みに3大臣(内務、財務、農業)が関わっていることを「カンティプル」紙がスクープしたが、今日の同紙は、現政府が「肥料を安価に提供できる」というインド政府からの申し出を、3ヶ月のあいだ隠して、肥料不足だという偽りのニュースを流していたというニュースを掲載している。こんなずる賢い大臣らに、政党リーダーを批判する資格はない。

 

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