Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 ビラトナガル市の実家で療養中だったネパール会議派のコイララ党首がBBCラジオ・ネパール語放送、「カンティプル」紙に対して口を開いた。大分、具合が悪いと聞いていたが、昨夜のBBC放送を聞くかぎりでは、いつもの声と変わりなかった。内容は大して特別なものではなかった。噂の新憲法発布に関しては、「もし国王が現憲法を廃止して、新憲法を発布する考えであれば、王制にとって最も不運なこととなるだろう」と発言していた。その新憲法発布に関して、ニランジャン・タパ法務大臣は昨日、「サンチャール・サムハ」で開かれた記者会見で、「新憲法の存在については知らない」と、噂を否定する発言をした。タパは1990年民主化運動時に内務大臣を務めており、運動を制圧しようと試みた悪名高いパンチャヤト政治家の1人である。ところで、「サンチャール・サムハ(メディア・グループ)」は、リシ・ダマラの「レポーターズ・クラブ」に対抗して、2月1日の政変以降に開設された記者クラブだ。実は、開設時にこの会のメンバーになってほしいと、ずいぶん頼まれた。もちろん、最初からはっきりと断ったのだが、しつこく電話をかけてこられて困ったことがある。あとになって、電話をかけてきた主催者は右翼の“マンダレ”として知られる人物であることがわかった。国王派の声をメディアに伝える場として、設置されたものなのだろうが、資金援助をしているのは誰なのだろうと思わず疑いたくなる。

 「カンティプル」と「The Kathmandu Post」が、昨日、ニューヨークを発って帰国の途についたラメシュ・ナス・パンデ外相の記事を掲載している。記事の内容は、直前で国連総会出席をキャンセルしたギャネンドラ国王に代わり、ネパール代表団を率いたパンデ外相が、あちこちで冷遇されたというものだ。まず、パンデ外相は国連のアナン事務総長との会見を試みたものの、実現しなかったという。イラクやスーダン、イスラエル、アフガニスタン、スリランカなど、紛争を抱える国の代表団とは会見したのに、アナン事務総長はなぜかネパールの代表団とは会わなかった。さらに、アメリカのライス国務長官とも会見を試み、国務長官主催のレセプションに出席するためにわざわざワシントンD.C.まで出向いたにもかかわらず、南アジア担当のChristina Roccaと短時間話しをしただけだった。今回の国連総会は国王率いる政府にとっては、外交的に大きな失望と厳しい現実に直面したものだった。

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