Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 「Katipur」紙と「The Kathmandu Post」紙が、市選挙の立候補届出に関したさまざまなエピソードを掲載している。ダンクタ市では届出があまりにも少ないために、薪を売りに来た男性を捕まえて、無理やり区のメンバーとして名前を登録させたそうである。ドラカ郡ビムセワル市では、ネパール会議派の活動家を含む7人が、本人に知らせずに名前を登録されたとして、昨日、登録を取り消すことを集会で宣言している。バルデヤ郡グラリヤ市では、立候補を届け出た人のほとんどの家族が、近親者の身を案じて泣いているそうである。パルパ郡タンセン市で、たった一人市長のポストに立候補を届け出た人の母親が、息子が届出を取り消すまでは家に戻らないと、昨日、郡行政局の前で一日中泣いていたという。ジャナクプルでは、市長への立候補を届け出た人の妻が「夫が届出を取り消さなければ、自殺する」ことを公にしている。ダイレク郡ナラヤン市では、立候補を届け出た113人全員が、届け出た直後から軍兵舎のなかに保護されている。先日、市長への立候補を明らかにした人がマオイストに暗殺されたジャナクプル市でも、立候補者全員が1箇所に保護されているという。TKP紙の調査によると、データを得ることができた22の市では、全ポストのうち3分の2のポストに立候補者の届出がなかった。最悪なのがタンセン市で、67のポストのうち、届出があったのは市長ポストに立候補した1人だけだった。バネパ市は57のうち53で、バクタプル市では87のうち74で、ネパールガンジ市では87のうち79で、ダンクタ市では47のうち41のポストに届出がなかった。政府は、届出がなかったポストに関しては、2月8日以降に選挙をするというっているが、これはもう、茶番劇以外の何ものでもない。「愚か」というのもばかばかしいほど愚かな政府である。

 先日から、毎日2時間以上停電があるのだが、今日は何と午後6時から9時まで3時間も停電したためにパソコンが使えなくなり、仕事の予定がすっかり狂ってしまった。居直って、今日発売された週刊誌「サマヤ」と、月刊誌「ムリャンカン」をじっくりと読むことにした。「プーライ・アサファル(完璧に失敗)」という「サマヤ」の記事と、「ムリャンカン」に「Nepal」の元編集長スディル・シャルマがマオイストの新戦略に関して書いた記事を、特に興味深く読んだ。「サマヤ」の記事は、ギャネンドラ国王の“クーデター1周年”を前にした特集記事だ。1年前、国民に対する宣言文のなかで主要政党による15年間の政治をめちゃくちゃにけなしたあと、国王が実行すると約した「マオイストのコントロールと平和の実現」「汚職コントロール」「行政改革」に関して、国王は完全に失敗したという結論の記事である。平和が実現するどころか、マオイストとの対立は深まり、汚職はさらに悪化し、官僚機構への王室の干渉が強くなり、行政機構も効率が悪くなったというもの。さらに、国王は何億ルピーもの国家予算を使って、何の意味もないアフリカ外遊をしたり、高価な外車を購入。「平和」を口にしながら、一般国民の前に出るときには軍服姿を好むという矛盾も指摘している。まったく、この記事にあるとおりである。

 7政党は“1周年”にあたる2月1日を「ブラック・デー」として、この日に黒い旗をもってデモをし、カトマンズのバサンタプルで集会をすることを決めた。政府側はまた、20日と同じ措置をとるのだろうか。7政党は1日に向けて、明日から毎日、さまざまなプログラムをすることを決めている。

 先ほどのBBCネパール語放送によると、今晩、東ネパールのボジプル郡で、マオイストが軍の施設に攻撃を仕掛けたという。以前も書いたように、まだ襲撃を実行していない師団のうち、第2師団が行った襲撃だと予想される。被害の詳細などについては、今のところ不明である。

 以前にマオイストから脅迫を受けてカトマンズ市長を辞任したケサブ・スタピトが、今回もまたマオイストからの脅迫のために、市長選挙への立候補をしなかったことを明らかにした。家族からの要請で届出を取り消したり、「自分で登録していない。誰かが勝手に登録したのだ」と主張する人がいたり、とんでもない選挙である。一方、選挙委員会は、「立候補の届出がなかったポストについては、選挙後に何とか取り計らう」と、8日の選挙を強硬する姿勢を変えていない。

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