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午後7時の「Kantipur TV」のトップニュースは、もちろん、パタンで起こった市長候補者銃撃事件だった。55歳だという被害者の息子がテレビのインタビューに答えて、「この複雑な政情のなかで、立候補するのは馬鹿馬鹿しいから」と立候補を止めるように勧めたと話していた。非常にまともな反応だと思った。一方、お見舞いに駆けつけた大臣たちのコメントが、それこそ馬鹿馬鹿しかった。まず、タンカ・ダカルのコメントは、「これは小さな事件にすぎないのだから、メディアは過剰報道をしないように」というもの。前情報大臣で、政府スポークスマンだったダカルは、よほどメディアのことが気になるらしい。しかし、日中、首都圏のど真ん中で起こったこの事件を「小さな事件」と言い切るセンスは、国民を馬鹿にしているとしか思えない。一方、女性大臣のロシャン・カルキは「(被害者は)政府側が保護するという申し出を断った」と、まるで、「だから、狙われたのだ」と被害者を責めるような発言。大臣たちは、状況を的確に把握していないばかりでなく、問題の本質をまったく理解していない。選挙実施を強硬すればするほど、ぼろが見えてきている。 |
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2006年01月30日
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マオイストが首都圏で動き出した。今日午後2時すぎ、ラリトプル市マンバワンで、市長に立候補したジャナ・ムクティ党の男性が自ら経営する店にいるところを、マオイストと思われるバイクに乗った2人組に撃たれて負傷した。ジャナ・ムクティ党はマガル族のM.S.タパが党首を務めるジャナジャティ系(民族系)の小政党である。政党をねらったわけではなく、誰でもねらいやすい人をねらったのだろう。マオイストは5日から投票日の8日をはさんで、7日間の連続ネパールバンダ(全国ゼネスト)を呼びかけているが、バンダが近づくにつれて、この種の活動を活発化させる可能性がある。明後日2月1日はギャネンドラ国王による“クーデター1周年”だが、この日の前後にも、何か大きなアクションを計画しているかもしれない。1日には7政党もカトマンズのバサンタプルで集会を予定している。政府側はどう対処してくるだろうか。 |
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