Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 操作を誤って、昨夜投稿した「背骨を土台に、頭を撃つ」の記事が消えてしまいました。申し訳ありません。昨夜の記事の内容は、マオイストが今後、ラプティ県とカトマンズ盆地のあいだの地域(ポカラ、ブトワル、バイラワを含む)での武装活動を活発化させる可能性が高いということを書いたものでした。この新戦略については、また改めて書かせていただきます。それと、マオイストのリーダー、マトリカ・ヤダフとクリシュナ・K.C.がナックー刑務所内で、政府側により拘束後、行方が不明となっている800人を超える人たちの消息に関する情報公開を求めて、今日午前8時から無期限ハンガー・ストライキを始めました。昨日、ナックー刑務所で面会したK.C.は、自身が勾留されていたマハランジガンジにあるバイラブナス兵舎から、2004年12月に47人が連れ去られ、その後、彼らの消息がわからなくなっていると話していました。これについても後ほど、追って情報をお知らせします。

 あまり、触れたくないことなのだが、少々腹に据えかねたことなので、ネパールの同業者について一言。他でもない、このあいだのロルパ・ルクム取材で偶然一緒になった、カトマンズから来た“7人”のことである。尊敬する作家のカゲンドラ・サングラウラは別にして、他の人たちが見せたグループ行動には、当地にいたときから少々不愉快に思っていた。カトマンズに戻ってから、彼らがどんな記事を書くのだろうと、興味をもって見守っていたのだが、全員が似たりよったりの、つまり、プラバカールが口にした「背骨を土台に、頭を撃つ」というマオイストの新戦略に焦点を当てた記事だった。その内容については何も批判するつもりはないのが、腹に据えかねたのは、先週水曜日に発売された週刊紙「ジャナアスタ」の記事である。同紙の記者は“7人”のなかには含まれていなかったのだが、“7人”のなかの某週刊誌の記者が同紙に話した情報をもとに書かれた記事である。

 一面の下段に掲載された記事のタイトルは「ツァパマール(武装マオイスト)の頭にゴラ(白人)の荷物」。その内容は、マオイストは外国人ジャーナリストと見ると、大喜びで彼らの荷物を担いであげるという他愛もないものだ。「普段は資本主義者といって批判しているインド、日本、アメリカといった国のジャーナリストでも、ロルパのマオイストは彼らを大歓迎で迎える」と冒頭にあり、「先日、ロルパのババン村で開かれたマオイストの集会を取材した外国人がマオイストの子供に荷物を担がせた」などとある。「日本から来たジャーナリスト」が私を示すことは明らか。しかし、私はロルパを含め、どこに取材に行くときでも、荷物は自分で担ぐ主義である。自分で担げる重さの荷物しか持っていかないことにしている。人に荷物を担いでもらったのは、2003年3月にタバンに行ったとき、高熱が出て5日間休んだあと、無理をして歩いたときだけだ。先日のロルパ・ルクム取材でも、もちろん荷物は自分で担いだ。他の国から取材に来た人は、機材が多かったため、確かにマオイストに頼んで担ぐ人をアレンジしてもらっていた。しかし、彼らもお金を払って(しかも標準より多額の)村人を雇ったわけだから、人から非難される筋合いはないと思う。それどころか、山道を思うように歩けず、マオイストに馬をアレンジしてもらったのは“7人”の男性陣のほうだった。「ジャナアスタ」の記事にはさらに、「マオイストは外国人ジャーナリストを優遇し、ネパール人のジャーナリストを差別している」ともある。これも全く誤った言い分である。マオイストを庇うつもりはないが、マオイストは“7人”を十分丁寧に“世話”していた。私たちに対して見せた待遇と彼らに対する待遇に違いがあるとは思えない。

 それにしても、どういう意図があって、こんな無意味な記事を書いたのか。実は、前から知り合いでもある同紙の編集長にクレームをつける目的で電話をした。私の問いに対する彼の答えは「外国人ジャーナリストを非難するつもりの記事ではない。マオイストを批判するのが目的だ」というもの。しかし、事実に反することを書かれた私の怒りは収まらない。妬みに基づいた、ただの中傷記事にしか見えない。

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