Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 今晩は7時半から停電だった。ロウソクの明かりで新聞を読みながら、BBCネパール語放送を聴いていると、ネパールガンジに住む友人から電話が入った。今日午後5時ごろ、ネパールガンジの空港に近いチェックポストをマオイストが襲撃し、武装警察隊の警官3人が死亡したという。現場の近くにいたと言う友人はまだ興奮した口調で、「リキシャ・ワラも負傷したらしい」と話していた。交戦があったらしいが、一般人の被害については不明のようだ。今日は午後、ポカラで再びマオイストによる爆弾テロがあり、一般人1人を含む6人が負傷したと伝えられている。ビラトナガルでも郡教育事務所の建物が爆破された。どうやら、マオイストの戦略は市部をねらったテロを頻発させることにあるらしい。2日に停戦を破棄してから、ブトワル、バイラワ、ポカラ、ビラトナガル、ネパールガンジと、特に平野部の市部で爆弾テロが続いている。これらの市では治安部隊が警戒態勢を強化していると伝えられているが、やはり今日夕方電話をくれたロルパ帰りの知り合いは、ハイウェーのチェックポストでもチェックが厳しくなっていると話していた。

 ロルパでの治安部隊による掃討作戦は終了したと伝えられているが、政府側が市部や平野部に治安部隊を大勢配置した隙をねらって、マオイストは久しぶりに大規模襲撃を決行することも考えられる。彼らは人民解放軍の兵力を3師団から7師団に増加したばかりだが、兵士に与える武器・弾薬が不足しているはずである。マオイストはこれまで、武器の調達方法として購入・強奪・製造の3つの方法をとってきたが、最新武器の調達には警察詰め所や軍の兵舎を襲撃して武器を強奪する方法をとってきた。西ネパールの本拠地から、人民解放軍の大きな部隊が「東に向かっている」という噂もある。最終的にはカトマンズ盆地の近くから、首都を「威圧する」戦略なのだろう。マオイストは南に接するマクワンプル郡の山岳地帯から、カトマンズ盆地内での武装活動を指揮していると週刊紙「ジャナアスタ」が書いていた。彼らは現在、カトマンズ盆地とその周辺に1師団を配置している。これを指揮するのがロルパ郡出身のマガル族のコマンダー、“アナンタ”ことバルサマン・プンである。やはりロルパのマガル族である“パサン”と並ぶコマンダーとなった“アナンタ”に責任を与えたことからも、マオイストが首都圏を重要な活動拠点にしようとしていることがわかる。

 一時期、党内からの情報リークにより、マオイストの首都圏での指令系統は壊滅状態となっていた。昨年の“2月1日”以降は、首都圏の治安強化のために治安部隊を大勢配置したこともあり、マオイストの活動は明らかに減少していた。これが今後どうなるのか、注目されるところだ。

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