Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 政府側(7政党)とマオイストのあいだで溝が深まっている。最大の意見の相違は復活した国会だ。昨日ポカラで開かれた記者会見でも対話団メンバーのデブ・グルンが言っていたが、7政党側は国会が復活したとき、「2日間だけ国会を開催し、制憲議会の選挙を宣言したたあとすぐに解散する」と言っていた。ところが、その後、7政党は「国会宣言」をして下院に最高決定権を授与。制憲議会選挙が開かれるまで国会は解散しないと言っている。一方、マオイスト側は「国民は国会復活のために運動に参加したのではない。すぐに国会を解散し、国民政治会議を開いて、そこから暫定憲法と暫定内閣を作るべき」と主張している。さらに、7政党の統一共産党は、2002年7月に任期切れで解散となった地方議会まで復活させろなどと言い出した。デブ・グルンはこれに対しても、「地方議会が復活したら、われわれは対話の席から立つ」と激しく非難している。

 政府の軍に関する動きが気になる。一つは、先週、国連の高等人権弁務官事務所(OHCHR)が公表したバイラブナス大隊が行った組織的拘束・拷問・殺害に関するレポートに対して、政府側が強い反応を見せていないことだ。当初、調査委員会を発足させると言ったものの、その後、官僚レベルの小さな委員会を発足させてお茶を濁すようなことをしている。軍がやってきた非常に深刻な人権侵害がようやく公にされたというのに、これはあまりにも軟弱な反応だ。このレポートについては、メディアも追取材をしておらず、深刻度がどれだけわかっているのだろうと疑いたくなる。「Kantipur」や「The Kathmandu Post」でさえ、社説でこの問題を取り上げていない。

 月曜からネパール軍が首都圏で街頭パトロールを開始した。「Katipur」紙は内務大臣が正式に軍の発動を要請する書簡を軍に渡し、それに基づいて軍が出てきたものだと報道した。昨日の国会で、これに関する質問がクリシュナ・シタウラ内務大臣に対して出されたが、シタウラは「軍が発動されたことについては関知しない」などと、明らかな虚偽の発言をしている。ネパール軍については、インド政府とインド軍が保護を試みていると聞く。名前だけ変えたところで何の意味もない。現政府がこのまま軍に対して弱腰の態度を続けると、マオイストが恐れている王室内からの陰謀が図りやすくなる。

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