Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 気持ちのいい季節だ。日中、外はかなり暑いのだが、午後になると毎日風が吹き、夕方にはちょっとひんやりするくらいに涼しくなる。ラトナ公園のジャカランダの花がきれいだった。自宅からも、近くにあるホテルの庭にあるジャカランダの大樹を眺めることができる。もう、花の盛りはすぎたようで、これから、カトマンズの郊外は新緑がきれいな季節になる。新聞や雑誌のコラムなどで、記者や知識人が今回の運動を「革命」と呼んでいる記事を見かける。今日の「Kantipur」紙には「The Kathmandu Post」のアムリタ・ダカル記者が「4月革命」という言葉を使っていた。一昨日は、同紙にコラムニストのハリ・ロカが「ネパール革命は第二段階に入った」という記事を書いていた。私自身、運動が進行中だったとき、某週刊紙のインタビューに答えて、「今回の運動は90年に比べて圧倒的にエネルギーが大きい。運動がこのまま続けば、まちがいなく革命となる」と話した。7政党の決定ですでに街頭運動が終わった現在、運動の規模から「革命」と言うのには少々ふさわしくないかもしれないが、制憲議会選挙の結果、王制がなくなるようなことになれば、変革の規模から言って、これはやはり「革命」ということになるのだろう。

 国会も今日で5日目。以前は政党政治家の演説を聞きに、よく通ったものだが、今回の国会はなぜか行く気にもならない。「欲張りな汚職政治家を再び議員にするために、運動をしたのではない」という声が国民のなかから聞こえるが、私も同感である。「国会を解散していた4年間分の全議員の給料は、運動で負傷した人のための基金に寄付する」などと、国会で決められたが、そんなことは当たり前のことである。彼らは自分たちの努力で再び議員の席に着いたわけではない。国会を復活させたのは一般国民の力である。この国会は決めるべきことを決めて、早く解散すべきだ。

 

 

 マオイストの党首プラチャンダが今日午後、E−メール声明を送り、昨日の政府側の停戦宣言を歓迎、政府との対話を受け入れることを明らかにした。プラチャンダは声明のなかで、人民解放軍も王室ネパール軍も新しいラシュトリヤ・セナ(国軍)に平和的に転換することをアピールしている。そして、対話のプロセスに入ったら、現憲法と現政府を廃止して、暫定憲法とマオイストを含めた暫定内閣を発足。この内閣が制憲議会の選挙を実施するとしている。マオイストのナンバー2、バブラム・バッタライがBBCテレビとBBCラジオネパール語放送の両方にインタビューに答えていた。後者の「マオイストが各地に樹立した人民政府は解体するのか?」という質問に対して、バッタライは間接的に「解体しない」という趣旨の答えを返していた。マオイストがよく使う「この国には二つの政府と二つの軍がある」と言う表現を使って、軍と同様、人民政府も「合意に基づいて、他の政府と共に働くことができる」という答えだ。対話の際、人民解放軍と人民政府をどうするかが、まちがいなく最大の論点となるだろう。この二つは、マオイストがよく使う表現で言うと、「10年間の人民戦争で獲得した最大のもの」である。彼らもそう簡単に手放すとは思えない。

 それにしてもマオイストのダブル・スタンダードが気になる。プラチャンダは「ジャナデシュ」で非常にきつい表現を使って、「古い顔ばかりがそろった現政府のもとでは、武装解除はありえない」などと書いている。一方で、統一共産党に入閣を説得したり、停戦中の行動規範を作って、早速、政府側に送ったり、まるで焦ったような行動が見られる。マオイストは停戦が長引くと、党員や武装マオイストの士気の問題や、食料不足の問題が生じる可能性が高い。先日会った、マオイストと近い人権活動家は「停戦はせいぜい6,7ヶ月が限度だ」と話していた。プロセスがスピーディに進むのは歓迎だが、そのために国民不在になるのは問題だ。

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