Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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気になる軍改革の遅れ

 国王の宣言から2週間がすぎようとしている。国会(下院)が復活して10日、その間、5回国会が開かれた。当初、7政党は「国会開催期間は長くて一月。その後、解散する」としていたが、四方からの圧力により、とりあえず制憲議会選挙実施を決定した以外は、そのほかの重要案件の議論が遅れている。制憲議会選挙に次ぐ重要案件である、王室ネパール軍の統帥権に関する問題も、まだ国会で提出されていない。今日の英字紙「The Kathmandu Post」によると、昨日開かれた統一共産党の常備委員会で、同党がこの議案を提出する方向で決まったようだ。統帥権を国王から首相に引渡し、軍を国会のコントロール下に置くこと。軍の名称から「王室(Royal)」をとって「ネパール軍」とすること。王宮内にある国王付き軍事書記官事務所を廃止すると言った大幅な改革案提出されることになる。これにより、王宮内に駐屯していた約5000人の兵力が大幅に削減される。この軍改革が実施されて初めて、真の国王の権力削減が実現したことになる。7政党リーダーのあいだからも、国会の動きの遅さに不満を示す声が出てきている。コイララ首相の健康の具合も影響しているのであろうが、特に、ネパール会議派の鈍さが気になる。今のところ、統一共産党がどうにか、7政党をリードする形をとっているものの、万が一、コイララ首相がいなくなった場合、ネパール会議派は最大政党としての責務を果たせるのだろうかと言う疑問が生じる。

 今日発売の週刊誌「Nepal」にマオイストのプラチャンダ党首のインタビューが掲載されていた。「国民の真情に従って政府が動いていることがはっきりしたら、私自身がカトマンズに来る」と、彼自身が対話団を率いる可能性も示唆していた。

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