Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

 今日午後2時から、ラリトプルにあるホテル・ヒマラヤで政府とマオイストの対話団のあいだの第二回和平交渉が開かれた。対話の知らせが入ったのは午後1時過ぎ。両者は昨日と今朝、非公式の対話をしており、おそらくほとんどの議題はすでに決まっており、午後からの対話はそれを公式のものとするだけの目的で開かれたのだろう。対話は最初のときよりもかなり短く、2時間で終わった。そのあとにホテルの庭で開かれた記者会見で4つの決定事項が明らかにされた。1)コイララ首相とプラチャンダ党首のサミット対話は7政党の党首が参加のもとになるべく早い時期に行うこと。2)市民運動のリーダー、Dr.ディベンドラ・ラジ・パンデが率いる31人の監視委員会が停戦中の行動規範を監視すること。3)停戦中の人権侵害の監視を正式に国連に要請すること。そして、4)ラクシュマン・プラサド・アリヤル(元最高裁判事)、パドマ・ラトナ・トゥラダル(人権活動家)、ダマン・ナス・ドゥンガナ(元国会議長)、ディベンドラ・ラジ・パンデ(経済の専門家で元財務大臣)、マトゥラ・プラサド・シュレスタ(人権活動家で元保健大臣)の5人が交渉の席に同席することである。実は、コイララ首相が土曜日に治療のためにバンコクに発つ前に、今日・明日にもサミット対話が開かれるという噂があったのだが、日程については明らかにされなかった。サミット対話はあるいは、報道関係者を避けて極秘で開かれる可能性もある。

 マオイストの人民解放軍には最高司令官のプラチャンダ党首の下に4人の副コマンダーがいる。パサン、プラバカール、アナンタ、バルデブの4人である。最近、ある偶然が重なって、これら4人の副コマンダー全員に会うという目標を達成することができた。マオイストの党機関紙「ジャナデシュ」の編集者に「私でさえ、4人全員には会っていない」と言われたくらいだから、本当に幸運に感謝しなければならない。4人とも、いろいろな意味で印象的だった。 共通しているのは言動が明確であること。以前も書いたが、こちらの質問すべてに、基本的に隠すことをせずに、はっきりと答えてくれる姿勢は、党リーダーとは少々異なる態度だと言える。マオイストのコマンダーは、トップレベルでも前線で指揮をする。したがって、高位のコマンダーの犠牲者が多いことが、国軍とは異なるところだ。現場で命をさらしてきた経験からくるオーラのようなものなのだろうか、政党リーダーより余程人間的には彼らのほうに興味が沸く。

 コイララ党首が今日、地元ビラトナガルで「ネパール会議派はセレモニアル王制を方針とすること」を明らかにした。先日の国会宣言が国王を「セレモニアル国王」にする目的で作られたとも話した。マオイストの疑いを認めたような発言だった。「変換期にはあらゆる政治勢力にスペースを与えないといけない。さもなければ謀反を起こす可能性がある」などと、中途半端な論理を展開しているが、最早彼の頭脳は、大きな変化を受け入れることができないほどに硬くなっているのだろうか。一方の統一共産党は、今日開かれた常備委員会会議で、「民主的共和制実現のために他党に働きかけること」「マオイストを含めた暫定内閣を早期に発足させて、制憲議会選挙に進むこと」を決定した。どうやら、一般国民の心情を理解しているのは後者のようだ。どちらが正しいかは、実際に制憲議会の選挙になってみればわかることだ。

全1ページ

[1]


[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事