|
今日はいくつか面白い記事があった。まず、「Kantipur」紙の一面トップに掲載された王宮内にある軍事セクレタリアートに関する記事である。国王とネパール軍をつなぐ“パイプ”そのものといっていい軍事セクレタリアートは、5月18日の「国会宣言」で廃止が宣言されている。しかし、一月半たつ今も、セクレタリアートのトップであるガジェンドラ・リンブー中将軍事顧問を含めた10人の士官はまだ以前と同様に王宮内にあるセクレタリアートで仕事をしているというのである。軍事セクレタリアートのトップである国王の軍事顧問は、実質的に軍参謀長よりも強権をもっているともこの記事にはある。記事を読むと、国会宣言で思い切った軍改革を打ち出しておきながら、軍に関しては名前を変えて、国王の最高指揮官としての立場を廃止した以外には全く何も変わっていないことになる。これは、おそらくインド政府の意向であり、コイララ首相は軍に対しては触れるつもりがないことの証拠ともとれる。 |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2006年06月28日
全1ページ
[1]
|
コイララ首相がバンコクでの治療を終えて今日、帰国した。帰国して最初の言葉が「プラチャンダとは今は会わない。サミット会談は他の政党とよく話し合いをしてから」というもの。前回は、あれほど慌てて会談を進めておきながら、今更何を言っているのだと思う。統一共産党(UML)とマオイストの間の溝が深まっているようだ。UMLはマオイストが“ブルジョワ政党”のネパール会議派と手を組もうとしていると疑っている。最近のプラチャンダの発言を聞くと、UMLがそう疑うのも無理はない。UMLのネパール総書記とプラチャンダは互いにメディアを通して、厳しい非難の応酬を続けている。プラチャンダは昨日に続いて、今日もネパール総書記と会見した。明日も会う予定だという。誤解を解くための会見なのか。しかし、コイララ党首、ネパール総書記、プラチャンダと、すべてバフンの間のやり取りである。彼らが互いを信頼するということはありえない。「疑惑、疑惑」のなかで物事が進むのだろう。 |
全1ページ
[1]




