Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 今日はいくつか面白い記事があった。まず、「Kantipur」紙の一面トップに掲載された王宮内にある軍事セクレタリアートに関する記事である。国王とネパール軍をつなぐ“パイプ”そのものといっていい軍事セクレタリアートは、5月18日の「国会宣言」で廃止が宣言されている。しかし、一月半たつ今も、セクレタリアートのトップであるガジェンドラ・リンブー中将軍事顧問を含めた10人の士官はまだ以前と同様に王宮内にあるセクレタリアートで仕事をしているというのである。軍事セクレタリアートのトップである国王の軍事顧問は、実質的に軍参謀長よりも強権をもっているともこの記事にはある。記事を読むと、国会宣言で思い切った軍改革を打ち出しておきながら、軍に関しては名前を変えて、国王の最高指揮官としての立場を廃止した以外には全く何も変わっていないことになる。これは、おそらくインド政府の意向であり、コイララ首相は軍に対しては触れるつもりがないことの証拠ともとれる。

 今日発売された「ジャナアスタ」には、最近、その動向が全く不明だったことから「党内で謀反を計画しているのでは」と噂されていたバーダルことラム・バハドゥル・タパ・マガルの記事があった。驚いたのは彼の写真である。最初は写真を誤って掲載したのではないかと思ったほど、姿が変わっていた。髪が真っ白なのである。3年前の第二回対話のときに、何度か見かけたときには、まだ頭髪は黒かった。3年間で真っ白になるとは、この間よほど苦労をしたのだろうか。バーダルは「謀反などしない」と噂を拒否していたが、この姿を見ると、何かあったのではないかと疑いたくなる。「ドリスティ」にも、東ネパールで人民解放軍の中堅クラスのコミッサー、コマンダーが指導層の“妥協”に不満を示す声明を出した記事があった。昨日も書いたが、マオイスト内から指導層に対する謀反があるとしたら、マデシか東ネパールから起こるだろう。

疑惑にまみれた政治

 コイララ首相がバンコクでの治療を終えて今日、帰国した。帰国して最初の言葉が「プラチャンダとは今は会わない。サミット会談は他の政党とよく話し合いをしてから」というもの。前回は、あれほど慌てて会談を進めておきながら、今更何を言っているのだと思う。統一共産党(UML)とマオイストの間の溝が深まっているようだ。UMLはマオイストが“ブルジョワ政党”のネパール会議派と手を組もうとしていると疑っている。最近のプラチャンダの発言を聞くと、UMLがそう疑うのも無理はない。UMLのネパール総書記とプラチャンダは互いにメディアを通して、厳しい非難の応酬を続けている。プラチャンダは昨日に続いて、今日もネパール総書記と会見した。明日も会う予定だという。誤解を解くための会見なのか。しかし、コイララ党首、ネパール総書記、プラチャンダと、すべてバフンの間のやり取りである。彼らが互いを信頼するということはありえない。「疑惑、疑惑」のなかで物事が進むのだろう。

 国連OHCHRがマオイストが停戦後に9人を殺害したことを懸念する声明を出した。すべてのケースがアナンタがコマンダーを務める特別中央コマンドの地域で起こったものだ。これについて、今日ある人と話をしたのだが、今後、こうした事件が増えるとしたら、タライのマデシ・コミュニティーと東ネパールだと思う。マオイストにとって古い地域ほど、コントロールは利くはずだ。彼らが党員のコントロールをしにくいのは、新しい党員が多い地域である。今後もこうしたケースはなくならないと思う。

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