Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

 繰り返しコイララ首相の愚かな発言について書くのも、少々うんざりしてきたのだが、昨日の発言はあまりにも無責任なものなので、あえてここに記したい。昨日、カトマンズに戻る前に、ビラトナガルでコイララ首相は「暫定憲法を作ることにしたことは誤りだった」と発言したのである。「暫定憲法のせいで、マオイストの武器管理の問題解決が滞っている」とも話した。おそらく、マオイストが暫定憲法に「王制廃止」を明記することを主張しているために、7政党とのあいだで合意が成り立たず、暫定憲法案がなかなか完成しないことを言っているのだろう。このコイララの発言を暫定憲法作成委員会のラクシュマン・アリヤル元最高裁判事がKntipur TVのニュースのなかで強く批判していた。当たり前である。あれほど鳴り物入りで結成した委員会に、「あなたたちの仕事は無駄なことだ」と言っているようなものである。とても責任ある首相の発言とは思えない。アリヤルははっきりと、「下院に主権はない。主権は国民にある。暫定憲法が公布された時点で、現在の下院はなくなる」と話していた。今になってコイララ首相は「下院が7政党の武器だ」などと発言して、下院にしがみつくような態度を見せているが、こうした態度に同意するのは下院の議員くらいのものだ。市民グループも「下院はすぐに解散すべき」と、主なスローガンに掲げている。先日のバブラム・バッタライのインタビューでも暴露していたが、昨年12月のマオイストと7政党のトップ・リーダーの会合では、コイララを除く6政党のリーダー全員が「下院の復活」は要求しないことでマオイストに合意したものの、コイララが「1,2日で解散をするから」とこだわったためにこの要求が残されたのだという。ところが、実際に復活してみると、1,2日どころか3か月以上も解散をしないでいる。「セレモニアル王制は下院宣言が採決された時点で、同時に採決されたのだ」というコイララ首相の論理も押し付けもいいものである。こうしたコイララ首相の愚かな態度が続くかぎり、和平交渉が進むわけはない。

全1ページ

[1]



プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事