Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 カブレで開かれているマオイストの中央委員会議は今日、終了するようだ。ネパールに詳しいある外国人の軍事専門家が「和平プロセスは前進しなければ後退していることと同じだ」と話していたが、現在の政府とマオイストの和平交渉は、まさにこの状態にある。“停滞”しているのではなく、“後退”していると言っていい。このまま前進のための努力がされなければ、和平交渉は失敗ということにもなりかねない。今回の望みは、マオイストの指導層側に「何としても和平交渉を通じて政治解決を」という強いコミットメントがあることだ。少なくとも指導層には武装闘争に戻るつもりはないと言っていい。今後のネパール政治の行方を決めるうえで、今回の中央委員会は非常に重要な意味をもつ。どんな決定をしたのか非常に興味があるところだ。

 今年のダサイン祭はロルパで過ごそうと決めた。昨年のダサイン祭もロルパのタバン村で過ごした。ちょうど、マオイストが隣りのチュンバン村で中央委員総会を開いている時期で、UMLのバムデブ・ガウタムがプラチャンダと会うためにロルパ入りをするのとすれ違いになった。ちょうど、この頃から「4月革命」に至る歴史的な動きが始まったと言っていい。数えたら、昨年のこの時期(10月)から今年3月までの半年の間に、5回ロルパを訪ねたことになる。ほぼ毎月ロルパに行っていたことになる。さまざまな事情で、このブログ上で報告できなかった取材もあった。この重要な半年間をロルパを視点にして見ることができたのは、本当に幸運だったと思う。停戦が成立して、“平和”になったあと、ようやくロルパ入りしたメディアもたくさんあるようだ。停戦後、ロルパの生活がどう変わったのか、早く見てみたい。

 現在、カブレ郡カミダンダで開かれているマオイストの中央委員会議で、新しい街頭運動を始めることが決まったと伝えられている。厳格な情報統制下(ほとんどの中央委員の携帯電話がオフにされている。私も何人かに試みたが、まったくつながらなかった)で開かれているため、一部のメディアにわずかな情報が一方的に流されているだけなのだが、会議は今日現在進行中である。一部のメディアに「カミダンダで記者会見をして会議の結果を公表する」と出ているが、中央委員全員が集まった現場に外部のメディア関係者を招くとは思えない。プラチャンダを含めたリーダーの安全の問題には、彼らは非常に神経を尖らせている。ましてや、今回の会議には、人民解放軍のトップクラスのコマンダーやコミッサーがほぼ全員集まっている。あるいは限られたメディアを呼んで取材をさせるということはあるかもしれないが、わざわざカブレで記者会見をする必要性はない。マオイストは今週末から9月半ばにかけて、カトマンズで次々と傘下にある組織の総会を計画している。なかでも女性組織と学生組織の総会のために、かなりの数のマオイストが集まるはずである。

 

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