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マオイストの武器管理に関する問題は、今日も合意に達することができなかった。政府側はコイララ首相にマオイスト側との交渉を任せたというが、今日はシタウラ内務大臣とマオイストのスポークスマン、クリシュナ・バハドゥル・マハラが会見しただけだった。シタウラ内務大臣はマオイストとの間で「概ねは合意が成立しているが、細かい点で相違がある」とコメントしている。相違点は恐らく、マオイスト側が主張している「マオイストとネパール軍を同等に扱え」という点なのだろう。
制憲議会をどう実施するか、新憲法でネパールをどう再建するかに関する議論があちこちでされているが、今日は最大の民族系グループであるネパール・アディバシ・ジャナジャティ・マハサンと、7政党内の民族系グループが主催するこの問題に関するセミナーがあった。先日、タンセンで開かれたマオイストのマガル国民自由戦線の総会で議論されたことにも共通するなのだが、マオイストもジャナジャティ(民族系グループ)も制憲議会を通じて連邦共和制を実現することを主張している。何に基づいて連邦を作るかはそれぞれ主張が異なるが、マオイストに加えて、7政党のなかでUML(統一共産党)も連邦共和制を党方針とすることを明らかにした。カトマンズ盆地に集中していたあらゆる権力を地方に分散することが連邦制にする主な目的だが、ジャナジャティ・グループはこれに加えて自治権も求めている。しかし、ジャナジャティに自治権を与えることに関してはUMLは否定的だ。ネパールを9つに区切って自治区を樹立していたマオイストでさえ、ジャナジャティに自治権を与える事に関しては、指導層のなかで否定的であると聞いた。これら自治区をまとめる中央人民政府の長であったバブラム・バッタライ自身がジャナジャティに自治権を与えることには否定的であるとも聞いた。マオイストが今になって方針を変えたのは、武装闘争で活躍してきたマガル族などのジャナジャティが、もう必要なくなったということなのだろうか。ロルパのマガルの人たちがどう感じているのか聞いてみたいところだ。
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