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先日バクタプルで開かれた中央委員会議で、マオイストは大幅な組織変革を行なうことを決定したが、それとともに人民戦争が始まってからほとんど活動をしていなかったヤング・コミュニスト・リーグ(YCL)を復活させることを決めた。YCLは1990年の民主化後、ネパール共産党エカタ・ケンドラが結成されてから同党の青年組織として発足したものだが、ロルパやルクムでは実質的に影の武装組織のような存在だった。エカタ・ケンドラのプラチャンダ率いる一派がネパール共産党毛沢東主義派を結成し、1996年に人民戦争を開始する直前には、パサンらYCLのメンバーが「ラダク・ダル(戦闘部隊)」を結成。これが後に人民解放軍に発展していったわけだ。つまり、YCLはマオイストの武装勢力の母体となったといっていい。では、マオイストは今になってなぜYCLを再び結成することにしたのか。制憲議会選挙を控えて、キャンプ内に駐屯している人民解放軍に代わる勢力として復活させたのだろうと予測できるが、あるいは、人民解放軍解散後の武装マオイストの身の置き場となる可能性もある。YCLの会長には、私もよく知っている人民解放軍第4師団コマンダーの「ラシュミ」ことガネシュマン・プンが抜てきされた。ルクム出身のマガル族で、ずっと武装組織を率いてきたパサンらと異なり、党組織と武装組織の両方で長年活動をしてきたマオイストだ。今後のYCLの活動に注目したい。 |
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2007年01月10日
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