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現政府の無能ぶりも、ここまで来ると「あきれた」とばかり言ってもいられない状況だ。タライでのマデシ・コミュニティーの暴動が始まって1週間以上たったというのに、「話し合い」を呼びかけただけで、何も積極的な措置をとっていない。マデシ・ジャナ・アディカール・フォーラムは、シタウラ内務大臣が辞任しないかぎり、話し合いには応じないとしていると報道されているが、これほど無能な内務大臣というのもめずらしい。和平交渉のあいだ、プラチャンダ党首をヘリコプターで送り迎えしたり、カスキ郡のシクリス村まで極秘会見に出かけたり、こまごまと動いたシタウラだが、内務大臣としては、これほど失敗した大臣もいない。毎日、外出禁止令を出すばかりで、時間が解決してくれるとでも思っているのだろうか。今日になって暴動はラウタハト郡にまで拡大し、統一共産党のM.K.ネパール総書記の実家や、B.P.コイララの銅像、郡開発委員会の建物までが暴徒に壊されたという。ジャナクプルではネパール会議派やマオイストの事務所が襲われて、マオイスト10数人が殴られたとも伝えられている。もっとも、マデシの問題は、現政府が話し合いで解決できるかどうかも疑わしい。ラウタハトで今日起こった暴動では、「フォーラム」とバドリ・プラサド・マンダルが率いるネパールサドバワナ党のメンバーが中心になっていたという報道もある。マオイストや7政党のリーダーのなかには、彼らが暴動をあおる動機は「制憲議会選挙をモンスーンの後に遅らせたい王室の意向である」と主張する人もいるが、この問題を解決しないと、制憲議会選挙を開催できないことは明らかだ。また、上記の主張が正しければ、「フォーラム」が話し合いで簡単に譲歩するとも思えない。 |
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2007年01月26日
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