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年末からカトマンズ盆地でも午前中は白い霧が立ち込める天気で、なかなか気温が上がらないが、平野部のタライでは、この気候のせいですでに30人以上が亡くなっているそうだ。私も寒さは苦手だ。暖かい日差しが待ち遠しい。昨日からドラカのジリに言っていたプラチャンダ党首は、今日、地元の記者団に向かって、「暫定憲法を9日までに公布するという条件で警察詰め署の再開に合意した」と話した。コイララ首相もプラチャンダ党首もそれぞれ勝手なことを言い合っている。政府やコイララ首相は「武器管理を始めるまで暫定憲法は公布しない」と繰り返し発言しているが、国連代表のIan Martinは、今日ニューヨークに発つ前に開かれた記者会見で、1月15日から武器管理を始めることを明らかにした。従って、それ以前の憲法公布はないということである。プラチャンダは「9日まで」が無理であることを承知したうえで合意したのだろう。記者団への発言はむしろ、警察詰め所の再建をなんとしても遅らせたい党員の心理に対するアピールともとれる。政府とマオイストからなる委員会は今日、元グルカ兵の選抜を終えた。111人の元グルカ兵はトレーニングを受けたあと、各駐屯地に配置されることになっている。計200人とも言われている国連チームがそろうまでの臨時要員である。いずれにしても、15日すぎに、ようやく停滞していた政情が動き出しそうである。 |
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年が明けても、暫定憲法は一向に公布される気配がない。それどころか、8政党のあいだで合意が成立しているはずの暫定憲法の内容について「不適当な項目がある」と、公布する前に改正をする必要があるという意見を明らかにするリーダーまで出ている。コイララ首相が「首相に特権が与えられすぎ。首相の権利を縮小しなければ、首相が独裁者になる」と発言したあと、とくにUML(統一共産党)の幹部の何人(バーラト・モハン・アディカリやジャラナス・カナルら)かが、「8政党の会議では慌てて合意書に調印した。暫定憲法の内容は不完全だ」などと発言している。何とも、いい加減な話だ。一方、マオイストのプラチャンダ党首は昨日声明を出して、制憲議会選挙を今年6月半ばまでに開催するために、撤退した警察詰め所の再開に協力をするよう、党員に指示を出したことを明らかにした。シタウラ内務大臣はこれにしたがって、9日までにタライにある警察詰め所をすべて再開するよう指示を出している。マオイストは全国の村々にあった何千という警察詰め所を撤退させるために、数年かけて襲撃や暗殺などを繰り返しているが、この一声でまた元の状態に戻ることになる。マオイストにこの質問をすると、これまでは「警官の役目はジャナミリシアがやる」などと言って、警察詰め所の再開は絶対にさせないとしてきた。プラチャンダの一声で彼らの方針は一変したわけだが、地元のマオイストにとっては心理的にかなり圧力がかかることになると思う。 |
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