Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 午後になると風が吹きだす。凧揚げ日和である。窓から入ってくる風がとても気持ち良い。今日は、某日刊紙の女性記者がインタビューに来てくれた。たまに、ラジオや新聞のインタビューを受けることがあるのだが、実は、自分の写真を撮られるのが嫌いで、なるべく写真は載せないでほしいと頼んでいる。しかし、インタビュー記事の場合、なかなかそういうわけにもいかない。自分の話したことがそのまま放送されるラジオはともかく、活字メディアの場合、話していないことを書かれたり、意図したこととは異なることを書かれたりした経験がたびたびあったため、よほどのことがないかぎり受けないことにしている。今日は、現在、一緒に活動をしている女性ジャーナリストのメンバーからの取材だったので、受けることにした。さて、どんな記事になることやら。

 今日から始まることになっていたマオイストの中央委員会議が、明後日に延期された。中国、インド、アメリカと首相になって、ほとんどの時間を海外で過ごしてきたダハル首相の外遊について、各週刊紙が批判記事を掲載している。批判の中心は、やはり、家族を連れて行ったことと、高いホテルに宿泊し、国家予算を不必要に無駄遣いしたという内容。「ブルジョア階級を敵とするマオイストのトップが、ブルジョア的な旅をした」というものである。

 ダハル首相は、昨日、帰国直後に、「なぜ、息子を連れて行ったのか」という記者の質問に、「コンピューターを使うため」と、まったく説得力のない答えを返した。息子プラカシュの傲慢な態度を見て、「第二のパラスが登場」(週刊紙Dristi)と書いたメディアもあった。コイララ前首相と同様、プラチャンダもまた、家族で人徳を失うことになるのだろうか。

 マオイストの外国局チーフのCPガジュレルが、「新しいネパールは人民共和制になる」と発言した。ガジュレルは、党内“強硬派”のリーダー。さて、プラチャンダは彼らとどう折り合いをつけるのだろうか。

ダハル首相が帰国する

 今日からダサイン祭が始まった。昨年は、ダサインをロルパにあるマオイストの駐屯地で過ごしたが、今年は自宅で過ごすことになる。紛争中とはちがって、村はずいぶん平和になったが、地方にある実家には帰らないという知り合いが結構多い。カトマンズに家を買って、家族が皆こちらにいるからという人。子供の学校の休みが短くなったからという人。家族全員が実家に帰る費用が何万ルピーにもなり、とてもその費用を賄うことができないからという人。理由はそれぞれだが、今年は「費用を出せないから」という人が結構いるのではないかと思う。長距離バスの料金もずいぶん値上がりしている。

 ダハル首相が今日帰国した。マオイストは、すぐにも中央委員会議を開く予定だと聞いた。首相が党側にも、内閣にも許可をとらずに、1人息子を外遊に連れて行った事に関して、すでに党内から批判の声が出ているようだ。首相の「家族びいき」に関する記事が、さまざまな週刊紙に掲載されている。

 首相渡米の影で、国防大臣バーダルことラム・バハドゥル・タパの訪中は、それほど話題になっていない。バーダルは、どうも外国人が苦手のようだが、中国だけは近しく思っていると聞いたことがある。中国の人民解放軍の軍事訓練の視察が目的の訪中である。ほとんど首相が大臣を兼任をしてきた国防省は、各省のなかで最も影の薄い省だといわれている。公務らしいものもほとんどないため、部屋もスタッフも少なく、今回バーダルが国防大臣になって、少々スタッフが増やされたらしい。しかし、大臣は国防省の公務を本格的に始める前に中国に出かけたようだ。首相も、国防大臣も、さて、帰国したあとに、大変な困難が待ち受けていることになる。

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