Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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家族びいきな首相

 急に気温が下がってきた。東京にいたときには、日本の秋はこんなに暖かかったかな、と思うほどだったが、ネパールに戻ってからは、日に日に気温が下がってきているのがわかる。ネパールに住むようになってから、朝起きてすぐにシャワーを浴びる習慣がついてしまったのだが、朝のシャワー時には寒いなと感じるほどだ。

 ダハル首相、つまりプラチャンダの半生を書いた本が出版された。筆者はインドの新聞記者である。一両日中に買って読みたいと思っている。週刊誌「Nepal」にも、プラチャンダの“キッチン・キャビネット”に関する記事がある。彼の家族びいきに関しては、このブログでも何度か書いたが、この記事によると、プラチャンダが最も信頼するアドバイザーは妻のシータ・ダハルだそうである。身辺を近親者で固めるやり方は、プラチャンダもギリジャ・プラサド・コイララもどうやら変わらぬようだ。同居している息子のプラカシュ、末娘のガンガ、弟でチタワン選挙区から当選したナラヤン・ダハルの息子、つまり甥にあたるサミルがダハル首相の“秘書室”のメンバーだそうである。

 プラチャンダは党内の“敵攻略”として、彼に批判的な党員やその仲間を逆に彼の側近として登用するやり方をとってきた。2005年から翌年にかけて、党を二分して対立したバブラム・バッタライを、和平プロセスに入ってからずっと身近においた攻略がその典型だが、最近は、若手中央委員のなかで党本部に批判的だったシャクテイ・バハドゥル・バスネットを個人秘書に登用し、外遊の際にも同行させていた。こうしたやり方を“巧みな戦略”と見ることもできるのだろうが、私にはどうも彼独特の反対派懐柔策のように見えて、素直に称賛するつもりにはならない。党内ではプラチャンダの地位が揺らぎだしたという噂がある。しかし、彼以外に党を統一できるリーダーがいないこともまた事実である。近い将来に予測される困難をどう操るのか注目したい。

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