Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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チャッカジャムの毎日

 今朝もまた、ラトナ・パークから自宅に戻るためにマイクロバスに乗ったところ、タパタリの手前でチャッカジャム(道路封鎖)に会った。ネパール会議派系の学生たちがチャッカジャムをしているようだが、一体何のためなのかはわからず。その時点で降りて歩けばよかったのだが、そのまま乗っていると、バスは狭い抜け道に入り、今度は交通渋滞でまったく前に進まなくなってしまった。道は両方向からの車で一杯。降りて歩くのも大変そうなので、最終的に諦めて降りるまで、そのまま半時間も乗ったまま、ドライバーが渋滞を抜けるテクニックに関心しながら様子を見ていた。

 それにしても、カトマンズのドライバーは待つということをしない。見ていて一番怖いのが、マイクロバスとバイクである。われ先にと前に進もうとするため、渋滞は一向に解消せずに、ますますひどくなる。私が乗っていたマイクロバスは、結局、渋滞のなかを追い越しをしようとして前の小型車に追突し、ドライバーと喧嘩を始めた。口論をするときにも、後ろに行列を作る車のことだとお構いなしである。すぐに諦めて降りることにしたのだが、歩くのが一番だと、つくづく思った次第である。

 政府は一昨日、バスやタクシーの運賃値下げを決定し、これに従わない業者は罰すると宣言した。しかし、交通業界は「政府の決定には従わないこと」を宣言。そもそも、交通業者のなかにはマオイスト系が多いと聞くが、このやりとりは何なのだろうと思う。政府の権威がまったく見られない。

 統一共産党(UML)系の週刊紙「Dristi」は、このところ、「マオイスト主導政府の寿命は長くない」というキャンペーンをはっている。明らかに政治的な意図を含んだ記事もあるので、どれだけ信用できるのかわからないが、サウスブロック(インド)は最近、中国政府に急接近しているマオイスト政府に大いなる不満を抱いており、ダハル首相を引き下ろして、UML首相率いる新政府発足に動き出したそうである。確かに、最近のマダヴ・クマール・ネパール前総書記の発言を聞いていると、「マオイスト主導の政府に加わったのは失敗だった」など、強い批判の声を上げている。しかし、マオイストを蹴落としてUMLが政府を率いたところで、その政府がうまくいくとも思えない。ネパール会議派にしても同様である。確かに現在のマオイスト政権は大失敗政権だが、今の中央政界に必要なのは、他政党を蹴落とすことではなく、政党間の協力体制を築くことである。

 ダハル首相の「政府を離れる」発言は、まったく信用できないものだ。「無責任発言だ」という批判が出ているが、本当に首相を辞めるつもりがあるとは思えない。これは、やはり一種の脅しのつもりで言っていると考えたほうがよいのだろう。しかし、「辞めたいのであれば、どうぞ」とばかりに、てぐすねを引いて待っている人がたくさんいるなか、脅しの意味ももたない。こうしたもってまわったやり方で、あるいは、まるで国民の反応を探るかのようなやり方で、自身の地位を確かめようとする政治家を、どうして信頼できよう。プラチャンダは自身の性格について「ストレートで、隠し事ができない」などと話しているが、彼の行動はその正反対の性格を示すものだと思う。

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