Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 ここしばらく、撮った写真を整理する時間もなかったのだが、今日は大分体調もよくなり、少し時間の余裕もあったため、選挙中にとった写真をダウンロードしてみた。マオイストが勝利した理由をさまざまな人に聞かれたが、彼らの選挙キャンペーンの巧みさも、その一つだと思う。私はロルパとカトマンズしか見ていないので、全国どこでもそうなのかは知らないが、聴衆をひきつけるという意味で、マオイストほど上手い政党はいない。歌・踊り・劇などを使って、ときに面白可笑しく、ときに涙を誘って、本当に上手に聴衆の興味をひきつける。これは人民戦争のなかで培った“技術”ともいえる。

 さて、写真は上から、ロルパ郡東部にある山頂の学校で開かれたマオイストの選挙集会。立候補者はジャヤプリ・ガルティである。集会は昼食が終わって、暇になった午後2時ごろに始まった。彼女の演説や応援演説はむしろ短く、集会の最後に長い劇が演じられた。お腹の大きな男性は“ジョーカー”役で、アメリカ帰りのネパール会議派政治家という役どころである。この人が可笑しな仕草とせりふで観客をよく笑わせた。

 写真(中)は、劇を見て笑う村人たち。心の底から楽しんでいた。聴衆には女性が多かった。

 下の写真は、キルティプルで売っていたプラチャンダ党首の顔絵入りのTシャツ。プラチャンダはこの選挙区から立候補したのだが、バザールでこのTシャツを着ている人を大勢見かけた。1枚250ルピーと、決して安くはないが、1日に80から90枚売れていると店主が言っていた。ちなみに、私も記念に買ってしまった。もっとも、さすがに着ることはないと思うが。

 比例代表の開票がすべて終わるには、まだ10日間くらいかかるそうである。制憲議会の最初の会議が開かれるのは、選挙の結果が出そろってから3週間以内。暫定憲法を素直に解釈すると、議会の初日に「共和制は実施される」ことになっているので、国王に残された時間は、長くてあと4週間ということになる。憲法の解釈はともかく、マオイストのバブラム・バッタライが国王に「4週間以内にナラヤンヒティ王宮を出て行くように」と要求した。もちろん、バッタライ個人にそんな要求をする権利はないわけだが、もはや、国王には「自ら出ていくか」、それとも「追い出されるか」の二つの選択しか残っていないことになる。

 日刊紙の報道によると、国王はもともとの私邸であるシッタル・ニバスを現在、改築・増築しているそうだ。敷地内にヘリコプターが離発着できるヘリパッドも作っているそうである。自然に考えれば、王宮を出たあとの住まいとして整えているのだろうと考えられる。国王は本当に大人しく王宮を出て行くのだろうか。まだ大勢の人が疑問をもっている。
 
 プラチャンダ党首は経済界のマオイストに対する疑いを何とか晴らそうと、このところ、ビジネスマンとの会合に忙しいようだ。私有財産は認める。民間の投資を重視するなどと、自由経済政策をとることを、何とかわからせようとしているが、経済界の疑いは完全には拭い去れないようだ。誰かがコラムに書いていたが、マオイストは“貧しい人”の政党であるべきなのに、プラチャンダはなぜに経済界の“金持ち”や外国人とばかり会っているのか。貧しい人に富の分配をするには、金持ちの協力が必要だからと、今のところは解釈しておこう。

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