Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 先ほどのブログで、クム・バハドゥル・カドカが「インド側から武装グループを呼んだ」と書いたが、マオイストの日刊紙「ジャナディシャ」によると、YCLが拉致したのはピストルやククリをもった32人で、カトマンズやポカラやタナフンなど、ネパール国内から呼ばれたグループだそうである。バイクに乗ってダンに来たところをYCLにつかまったようだ。日刊紙「ナヤ・パトリカ」によると、捕まえたグループを含めたネパール会議派の活動家が乗ったバスを、YCLが乗ったバス2台がはさんで移動していたところ、ラマヒ・バザールに着いてすぐ、一番前のYCLが乗ったバスに向けて、警官隊が発砲をしたそうだ。マオイストはバスから降りて逃げる時間もなかったそうである。警察側は、誰の指示で誰が発砲したのか明らかにしていない。

 一方、今朝、スルケットで警官の発砲により死亡したのもYCLのメンバーだったとKantipurFMは伝えている。プラチャンダ党首はこの事件を深刻に受け止め、今朝、コイララ首相に対して、この事件により、党の人たちの怒りが強まる可能性を伝えている。

 昨夜、西ネパールのスルケット郡で、統一共産党(UML)の立候補者が何者かに射殺されるという事件があった。立候補者が乗っていた車に武装グループが発砲したようだ。怒った同党支持者が警察詰め所を襲い、コントロールしようとした警察が発砲をして、今朝、もう1人が死亡している。

 一方、ダン郡ラマヒでは、昨夜、マオイストのYCLのグループが武装警察隊の発砲を受け、これまで7人の死亡が確認されている。Kantipurなどのニュースでは、「YCLがネパール会議派の立候補者クム・バハドゥル・カドカをエスコートしていた警官隊を襲撃したために、警察側が発砲」と報道されているが、現地の報道関係者らに直接電話で聞いた話によると、少々事情が異なるようだ。

 現地(ゴラヒ)の人に聞いた話によると、昨日、カドカが雇った武装グループがインド側からネパールに入ったという情報を得て、YCLが34人(23人という情報もある)を拉致してバルワンの武装警察隊に引き渡した。この際、YCLが拉致した人たちに殴るなどの暴力をふるった。YCLのグループが、さらに拉致した人を連れてバスで運ぶ途中、武装警察隊がバスに向かって発砲したということだ。マオイスト側は警察側が一方的に発砲したと主張している。

 まだ情報が錯綜しているようだが、元内務大臣のカドカは、汚職政治家として最も悪名をとどろかせた人物で、治安機関を悪用する前例もたくさん知られている。以前の総選挙の選挙運動の最中に、3人を殺害したことを知らない人はダンにはいないほどだ。大勢の“ギャング”のグループと関係があるという噂もよく聞く。サトバリヤにある自宅を守るためだけに、自宅に武装警察隊のキャンプを置いたことも周知の事実だが、2002年にマオイストはこのキャンプを襲撃して、大勢の武装警察官が殺されたこともあった。襲撃の直後に、私も現場を訪ねたが、「なぜ、こんな所に」とすぐに疑問ガ浮かぶほど、武装警察隊のキャンプとしては不適な場所にあり、カドカが内務大臣としての権力を悪用したことが明らかだった。

 この事件については、詳細が明らかになったら、またこのブログでお知らせしたい。

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