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今日は朝から、チベット仏教ゲルク派の僧院であるコパン・ゴンパに行ってきた。コパン・ゴンパは昨年訪れたときには、土曜日だけ一般公開していたが、何ヶ月か前から土曜日も一般人は入れなくなってしまった。今日は、たまたま友人に誘っていただいて、ゴンパの関係者が率いたグループに混じって行ったのだが、幸運なことに、25年間瞑想をしたあとに亡くなった有名な僧の生まれ変わりである7歳のテンジン・フンチョク・リンポチェに会うことができた。何とも、可愛らしい僧だった。
久しぶりに、僧院でとても良いエネルギーをいただいてきたあとに、政治のことを書くのはどうも気が進まないのだが、国連安保理におけるバン・キームン国連事務総長の発言が物議をかもし出している。ネパールにおける和平プロセスが遅々として進まないことを懸念して、政党は「合意に基づく国民政府を作るべき」と事務総長が発言したところ、与党、とくにネパール会議派のリーダーのなかから、この発言が「ネパールに対する政治干渉である」と言う声が上がっている。「国連はマオイストの影響を受けている」(ラム・チャンドラ・パウデル)と行った発言が出ており、UNMINの役割に対するこれまでの批判をさらに後押しする形となっている。
一方、マオイスト側は「事務総長は正しいことを言った」(プラチャンダ)と表明しているばかりでなく、「政治干渉をしているのはインド。インドはネパールにおける国連の存在がずっと気に入らなかった。今回の国連事務総長に対する批判をするのは、インドの立場を支持する人たちだ」(リラマニ・ポカレル)というコメントまででている。
確かに、今回の事務総長発言に関して「政治干渉である」と批判する人たちは「インドからの政治干渉」については沈黙を保っている人が多い。UNMINは、ネパールにおける政党の対立が和平プロセスに危機をもたらすことを懸念すると報告しているが、皮肉なことに、この報告がマオイストと反マオイスト政党の対立を深める結果となったわけだ。
久しぶりに写真を掲載した。上はコパン・ゴンパ。下は自宅から見えた、夕日に映えるガネシャ・ヒマール。
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