Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 幸いなことに、どんなに調子が悪くても、食欲がなくなることはめったにない。それでも暑い季節になると、お腹の調子が良くないことがときどきある。そうしたときの特効薬は、私の場合、味噌である。最近食べているタイチン米の玄米が、甘味があってとても美味しい。お腹の調子が悪いときは、おかゆが苦手なため、味噌汁とご飯。あるいは、ご飯に味噌をそのままつけて食べる。薬はほとんど飲むことがない。わが家では、あまり日本食を食べることはないのだが、カトマンズでも手に入る味噌とキッコーマンの醤油だけは常備している。醤油味か味噌味であれば、何となく日本食を食べたような感じになるから不思議である。

 マオイストの本拠地だったジャジャルコット郡とルクム郡で、原因不明の下痢で死亡した人の数が100人を超えた。今日だけで、これら2つの郡とダイレク郡で合計20人が死亡している。「飲み水が原因だろう」と推測されているが、政府は何が原因なのかを特定できずにいる。私もフィールドに行ったときは、村人と同じように生水を飲む。水場でパイプを通ってくる水をそのまま飲むこともあれば、自然の湧き水をそのまま飲むこともある。幸運なことに、これまで水でお腹を壊したことはなかったが、最初にルクムとロルパに行ったとき、川の雪解け水をそのまま飲んで、高熱を出し、ルクム郡のルクムコット村とロルパのタバン村で1週間ほど寝込んだことがあった。今だから言えることだが、病院もなく医者もいないタバン村で(当時、タバン村から医者がいるところまでは、3日、あるいは4日かかった)、1人で起き上がることもできずに熱にうなされていたときには、「生きて帰ることができるだろうか」と本気で思ったものだ。

 私も何度か経験したことがあるのだが、急性の下痢で起こる脱水症状は本当に怖い。今、流行っている下痢で死亡する人は子供から成人、老人まであらゆる年齢層にわたっている。何らかの伝染病なのだろうか、あるいは、雨が少なかったせいで、水が例年よりも汚れたせいなのだろうか。それにしても、これだけの死者がでるからには、何らかの原因があるはずだ。メディアが騒ぎ出して、政府は昨日になってようやく動きだし、ネパール軍の医療部隊を現地に送るよう指示をだした。政府の遅い対応に、地元の人たちは強い怒りを示していると報道されている。患者が出ている村は、郡庁所在地の病院まで歩いて1日から3日かかるところにある。重態になってから病院に運んでも手遅れとなるのだろう。措置の仕方、予防の仕方を広めることは、すぐにもできることだと思うのだが、この無政府状態で政府の動きも後手後手となっている。

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