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強い党首の必要性

 奇しくも、2つの主要政党内部から同時に「グループ・リーダシップ」の声が上がっている。ネパール会議派とマオイストである。理由は両党とも同じで、党首であるギリジャ・プラサド・コイララとプラチャンダの権力が強くなりすぎたこと。党首の権力が強くなりすぎると、確かに民主的ではないといえるが、両党はこの2人の党首がいたからこそ、ここまで持ってきたということも事実。ネパール会議派はすでに、グループ・リーダーシップのシステムをとることを決めており、マオイストは現在進行中の中央委員会議でこのシステムをとるべきだという意見が過半数を占めている。

 統一共産党は、カリスマ的リーダーのマダン・バンダリ亡き後、グループ・リーダーシップをとってきた政党だが、だから優秀なリーダーが育たなかったというところもある。グループ・リーダーシップとは、集団で決断をして、責任も集団でとるということ。1人1人のリーダーが弱くなるのは、当たり前である。

 さて、強い党首が党を率いるシステムが良いのか、それともグループ・リーダーシップが良いのか。少なくとも、今の状況を見ると、私は前者が必要と思う。どんなに欠点があろうと、今のネパールはGPコイララとプラチャンダを必要としている。2人のうち、1人がいなくても、和平プロセスは崩壊するだろう。ネパール首相を含めて、統一共産党のリーダーは弱すぎる。

 中央委員会での批判に“あたった”のか、プラチャンダは昨日、具合が悪くなり病院に運ばれた。食あたりと言われているが、会議では、デブ・グルンやC.P.ガジュレルが非常に厳しい党首批判をしたようだ。中央委員会議では、大半がプラチャンダ案を支持していると伝えられている。プラチャンダ案とは「マオイストが主導する国民政府の発足」が軸となっているが、プラチャンダは先日、コイララに首相となるよう要請をしている(コイララはこれを拒絶)。マオイストは現政権に加わるつもりはない。では、どうやって国民政府を作るのか。中央委員会議でも、この質問が頻出していると聞く。プラチャンダはどんな返答をするのだろうか。 

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