Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 ジャジャルコットで流行している下痢の患者からコレラ菌が見つかった。下痢による死者はジャジャルコット郡だけでもすでに150人を超え、周辺のルクムやロルパなどの郡にも広まって、毎日死者が出ている。人口密度が低い、これらの山岳地帯の郡で、どうやってコレラ菌が広まったのか、私は医療の専門家ではないのでわからないが、日刊紙Nagarikの記事によると、冬からの旱魃が原因ではないかという。例年であれば、モンスーンの雨で流されるべき馬などの家畜の汚水がたまって、飲み水から広まったのではないかという。

 冬から続いている旱魃は25年来の深刻なもので、全国にある田畑の3分の1の土地でしか米などの穀物の植え付けがされていないとNagarikは伝えている。このまま旱魃が続いたら、次に待っているのは食糧危機だろう。首都圏ではすでに、タライなどから入ってくる野菜や果物の量が減り、大変な物価高となっている。今日、主要新聞のデスクを務めるネパール人の友人と会ったさい、メディアで働く人としてはかなり高収入の彼でさえ、毎日食べるタルカリ(おかずのカレー)の種類を減らして物価高に対応していると話していた。それほど、現在の物価高は一般庶民のふところに響いている。ちなみに、ニューロードにあるRameswor’sで友人たちとランチをとったのだが、ここにきたときにいつも食べる65ルピーの「プリ・バジ(プリとポテトのタルカリ、マンゴーのアチャールとジェリーのセット)」のプリのサイズが小さくなり、プリーの中に入れるグーリンピースも入っていなかった。これも物価高に対する対応なのだろうか。

 さて、Kantipur紙が報道するところによると、ネパール軍は和平協定と最高裁の指示に反して、「新たな武器・弾薬の輸入」と「新兵募集」の許可を政府に求めている。この要請に基づいて、現在ニューデリーを訪問しているバンダリ国防大臣は、インド政府に対して、2005年から凍結されていた軍事援助の再開を求めた。これは明らかにマオイストとネパール政府、UNMINとのあいだで交わされた協定に反する行為である。さらに、最高裁は新兵募集に関するケースの判決が出るまでは、ネパール軍に対して「新兵募集をするな」という指示をだした。ネパール軍の要請はこれにも反する行為である。インド政府への軍事援助再開要請に関しては、プラチャンダが昨日、ネパール首相に「武器を新たに輸入した場合、和平プロセスは崩壊したと見る」という警告をだしている。カタワル参謀長は政府に対して、これらの要請に許可を出すよう、強い圧力をかけている。政府はこの問題を軽くとるべきではない。インド政府による軍事援助の再開は、間違いなく和平プロセスに深刻な危機をもたらすだろう。

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