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英字月刊誌「Himal Southasian」の最新号に、マオイストの元女性ゲリラに関する記事(“A Chapamar’s Peace”)を書きました。カトマンズ市内(インドでも)の書店で手に入ります。現在、私が抱えているテーマの一つで、各地の駐屯地を訪れて、マオイスト軍の女性コマンダーらにインタビューをしたものの、ごく一部を記事にしたものですが、ご興味のある方はご覧ください。彼女たちの内戦中の経験、駐屯地のなかでの生活について書きました。
さて、マオイストの議会妨害のために、新年度予算を議論する議会の開始が遅れに遅れている。原因はマオイストとネパール会議派の一歩も譲ろうとしない態度にあったのだが、昨日の両者の会合で、マオイスト側はネパール会議派側に一つの譲歩案をだした。大統領と首相の権限について、暫定憲法に明記すべき。そのための憲法改正をすべきという提案である。NC側は「大統領問題」は解決したととして、これを議会に持ち込むことを頭から拒否している。昨日のマオイスト側の提案にも対しても、NCは受け入れない意向を示したと伝えられている。
この問題に関しては、マオイストと統一共産党は、すでに「かなり合意近し」と報道されていた。議会でネパール首相がこの問題に関する政府見解を明らかにする事に関しては、主要政党のあいだで合意が成立している。その内容を詰めるところまで話し合いは進んでいるが、ネパール会議派は首相が演説のなかで大統領問題に触れることに反対。ネパール首相は先日、「マオイストはとんでもない硬い石」と、マオイストが譲歩をしないことを批判したが、これまでの経緯を見ていると、とんでもない“石頭”はむしろネパール会議派のほうである。さて、今日の話し合いでどんな結論がでるだろうか。
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