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シャワーのような雨が降っている。午前中に外出の用事を済ませておいてラッキーだった。さて、ネパール首相は64人の“ジャンボ訪問団”を連れて、今日、ニューデリーに発った。他の5人の閣僚とともに同行するはずだったスジャータ・コイララ外務大臣は、なぜか、直前になって訪問をキャンセルした。“健康”を理由にしているが、Nagarikのオンライン版ニュースによると、昨日、父親のコイララ党首がネパール首相と会ったさい、娘を副首相としてニューデリーに連れて行くよう要請したらしい。スジャータは先週、首相訪問の準備のためにニューデリーにいったとき、自分が副首相となることをあちらの政治家に“吹いて”まわたのだという。ところが、昨日、ネパール首相がこれをはっきりと断ったことから、訪問団に加わることを止めたのだという。これが真実であるとしたら、ネパールの政治は何とも低レベルのものであると言われても仕方がない。本当に“懲りない父娘”である。
懲りないことでは、マオイストのプラチャンダ党首も負けていない。今日発売の週刊紙Dristi(UML系)によると、先の中央委員会の会議中、プラチャンダは強い反対があったにもかかわらず、従兄弟のナラヤン・プラサド・ダハルを“ネワ州委員会”の書記に任命した。ダハルはもともとチタワンで卵の商売をしており、政治活動を始めたのは、マオイストが和平プロセスに入った以降のこと。プラチャンダの従兄弟であるという関係だけで、制憲議会選挙に立候補して当選している。ネワ州委員会はカトマンズ盆地で組織されたネワール人の党組織である。ダハルはもちろんネワール人社会のなかで活動したこともなければ、それどころか、フィールドで活動した経験も皆無だという。突然、従兄弟をネワール人組織の幹部に任命したのは、この組織のトップがキラン派で占められていたかららしいが、このあからさまな行為のために、ネワール人組織のなかからは不満がわきおこっているという。それにしても、ネパールの政治家は本当に“血縁”に弱いなと思う。他人を信頼できないことが血縁に頼る原因なのだろう。
雑誌「Himal Kabarpatrika」の最新号に、先のICGレポートをけなした記事と、マオイストに対する強い嫌悪に満ちた記事が掲載された。この雑誌は、このところ、明らかに常軌を逸して、非常に強い「反マオイスト路線」をとっている。これに関しては、次のブログに書きたいと思う。
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