Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

合意ならず、期限切れ

 一昨日、ラトナ・パークで起こった車の事故で、事故後現場から逃亡していたホンダ車を運転していた20歳の学生が警察に出頭した。6人(インド人5人とネパール1人)が亡くなるという被害の大きさだけでなく、車を所有するカトマンズの中流階級(地元のネワール人)の息子が加害者、外からカトマンズに来て、やっとのことで生活している庶民(間借り人)が被害者となったことから、余計に悲惨な様相を示している。加害者の20歳の男性はカトマンズ市内の私立校に通う学生で、当夜、20歳の誕生日を祝うために、自宅に友人を呼んで酒を飲んでいたという。深夜、親が所有する車を運転して、友人を自宅に送っていく際に事故を起している。一方、被害者のインド人は、20年以上前からカトマンズに住み仕立て屋を営む夫婦、時計の修理屋で働く青年、道端で商いをする人など、いずれも、ぎりぎりの収入で、カトマンズの旧市街に間借りをして、細々と暮らしている人たちである。貧富の格差がますます広がるなかで、ぎりぎりの収入を得て暮らす人たちは、一生自分の家を所有することもない。カトマンズの大都市化を示す典型的な事件のようで、何とも悲惨としか言いようがない。

 昨日でマオイストが言い渡した期限が切れた。与党側はカタワル参謀長罷免問題は「解決済み」という姿勢を変えず、マオイストは宣言したとおり、今日から議会妨害を始めることになった。プラチャンダをはじめとするトップ・リーダーは党員に対する政治トレーニングに忙しい。昨日はポカラでタムワン(グルン)とマガラート(マガール)の州委員会メンバーに、プラチャンダが「いかなる政府の弾圧にもめげずに街頭運動をするよう」指示をだした。プラチャンダは、先日、ラリトプルでネワ(ネワール)とタマシャリン(タマン)の州委員会に対する政治トレーニングを終えており、ポカラは2度目。いずれも、YCLのメンバーを動員して部外者をシャットアウトし、“極秘”で行われたと伝えられている。

 与党22政党がマオイストの要求は受け入れないという点で一致しており、マオイスト側も折れる姿勢を見せていないことから、今後、“対立”の様相が深まることは必至となった。この結果、軍統合特別委員会の再編成も、主要政党トップ・リーダーからなるハイレベル・メカニズムの発足の問題も、とりあえずペンディングとなることは確実。今のところ、出口が見えていない。

 

全1ページ

[1]


[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事