Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 今日午後2時から、ホテルYak&Yetiでマオイストと市民・知識人との交流プログラムがあった。15分遅れて着いたところ、同ホテル最大のホールはすでに人であふれており、かろうじて後ろのほうの席を譲ってもらって座ることができた。ゼネストの前に同じホテルで開かれたメディア関係者を対象としてプログラムと同様に、バブラム・バッタライの司会で進行した。3時間のプログラムのうち、2時間以上はさまざまな分野の人がマオイストにアドバイスや批判をすることに費やされた。
 
 人権活動家のパドマ・ラトナ・トゥラダール、医師のスンダル・マニ・ディチット、産業界のリーダーのクス・クマール・ジョシやラジェンドラ・ケタン、女性活動家のレヌー・ラジバンダリ、コラムニストのC.K.ラールとカゲンドラ・サングラウラ、コメディアンのマダン・クリシュナ・シュレスタ、弁護士やジャーナリストまで、約20人が自身の意見をオープンに話した。大半の人が「ネパール首相は辞任すべき」と明言していたのが興味深かった。
 
 その後のプラチャンダの返答を聞いていて、つくづく、「今のネパールにはプラチャンダにかなう政治家はいないな」と思った。プラチャンダはまず、今回の無期限ゼネストは戦略的に「誤っていた」ことを認めた。そのうえで、二度と無期限ゼネストをすることはないと明言した。さらに、ゼネストを中止した翌日の集会で、最後まで彼らの街頭運動に協力的でなかったカトマンズの知識人を批判したことに関して、謝罪をしたのである。謝罪をするどころか、自身の過ちを認めることさえ、“弱み”と見られるネパール社会で、これほど容易に公の場で謝罪をできる政治家は、おそらく他にはいないだろう。これがプラチャンダの“強み”なのである。
 
 そして、頑なな態度を崩さない政府とは対照的に、政府が提示している条件はすべて受け入れる用意があると話した。最大の障害となっているマオイスト軍の統合・リハビリ問題については、6月11日までに駐屯地にいるcombatantsを“統合希望派”と“リハビリ希望派”の二つのグループに分けて、別々のキャンプに収容する用意があること、4ヶ月間の任期延長が決まったUNMINの任期が切れる9月半ばまでに、軍統合のプロセスを終了する用意があるとまで話した。次期首相についても、「自分以外の人でもOK」と常備委員会議で話したことを明らかにしている。
 
 ゼネストといい、今日のプログラムといい、やり方はどうあれ、人を集める能力に関しては、マオイストにかなう政党はないとつくづく思う。プラチャンダが来るというだけで人が集まることは事実である。それよりも、まず、ネパール会議派や統一共産党は、こうした党外の人の意見を聞く交流会を開くことはまずない。今日のプログラムは、プラチャンダの発言に怒ったカトマンズの知識人をなだめるためのもの、といえばそれまでだが、こうしたプログラムを開くだけでも、他の政党との違いを見せつけられる。さて、ネパール首相は今日のプログラムで発言した市民の声を聞いているのだろうか。レヌー・ラジバンダリが「二度と、この席に戻れないと思う人ほど、その席にしがみつくものだ」と、ネパール首相を揶揄していた。さて、マダヴ・クマール・ネパールは、あと何日間、首相の席にしがみついているのだろうか。
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