Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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2つの隣国の干渉

 マオイスト党内で新たな対立の種が取りざたされている。先週、インドの元外務次官シャム・サランがカトマンズを訪れたとき、プラチャンダらマオイスト幹部と会ったあと、サランがバブラム・バッタライと2時間にわたり個別に会見したことを、アナンタことバルサマン・プンがBBCでおおっぴらに非難した。バッタライはサランが宿泊していたホテルにまで出向いて会っている。しばらく前から、マオイスト指導層を分裂させる戦略をとっているインド側のパフォーマンスともとれる。
 
 サランが首相選挙の直前に、ネパール外務省にも知らせずに突然やってきた最大の理由は、中国のネパール政治に対する強まる干渉を脅威に感じたからだという記事が一昨日発売の週刊誌Nepalに掲載されていた。記事によると、強い反マオイストの姿勢を貫いてきたネパール労働者農民党の党首ロヒットが今回の首相選挙で、突然、プラチャンダ支持にまわったこと。マデシ政党のなかで中国寄りと見られるウペンドラ・ヤダヴの“フォーラム”の11人の議員がマデシ戦線の決定に逆らってプラチャンダ支持の投票をしたこと。そして、元国王ギャネンドラの婿であるラジ・バハドゥル・シンがマオイスト寄りと見られるネパール・ジャナタ党に入党したことなどは、すべて中国の影響によるものだという。
 
 これによると、プラチャンダは中国寄り、バブラム・バッタライはインド寄り。統一共産党のKPオリはインド寄り、ジャラナス・カナルとバムデヴ・ガウタムは中国寄りということになる。記事にあるように、上記の3つの出来事すべてが中国の干渉のせいとは思えない。ロヒットが外国勢力の指示にしたがって、マオイストに対する態度を変えるだろうか?マオイストと統一共産党の2極対立を、「インドVS中国」という構図で見るのはまだ早計だろう。しかし、今回のサランのネパール訪問のように、インドがあからさまな干渉を強めた場合、中国の動きももっと表面化してくるだろう。

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