Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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ネパール軍監視の問題

 ここにきて、身体のあちこちにガタが来てしまったようだ。6月にロルパに行ったときから調子が良くなかった膝の痛みが突然悪化。このままフィールドに行けなくなったらどうしようと思ったが、操体と快セラピーのおかげで大分楽になった。それでも、まだ正座はできない。自宅にいるときには大半の時間をパソコンの前ですごし、フィールドに行くと、日に10時間、11時間歩くという生活を改善しなければいけないときが来ているようだ。体力に対する自信過剰が通用しない年齢に、とっくに達しているのに、今になってようやく気づいたというわけだ。
 
 さて、首相選挙に関心をもっている国民は一体どれくらいいるのだろう。7日に行われた7度目の選挙も結果がでず、次の選挙はネパール会議派の党総会が終わったあとの26日となった。マデシ・ジャナアディカール・フォーラムとフォーラム(民主)がマオイスト支持に回る可能性が報道されたが、フォーラム(民主)のガッチャダール党首のところに、インドから「ストップ」の電話がかかったという報道もある。フォーラム(民主)の一部議員が「フロアーをクロスする」、つまり、党側の指示に従わずにマオイスト支持に票を投じる可能性があったため、同党議員は投票が始まっても会議場に現れず、シンガダルバールに閉じ込められていたそうだ。
 
 マオイストのクリシュナ・バハドゥル・マハラと中国人といわれる人物のあいだの電話会話がリークされたスキャンダルは、7日の選挙に多少なりとも影響をした。テープが本物かどうかということは、もちろん深刻な問題だが、このテープをメディアにリークしたのが、インド大使館の情報局員であることが明らかにされたため、彼らが何の目的でテープを流したのか、その目的のほうが注目されている。マデシ政党がマオイスト支持にまわることがわかり、それを阻止するためであったということは容易に予測がつくことだが、今回のスキャンダルは中国も巻き込んだもので、インド政府がネパールに対する中国の影響に大きな懸念をしていることを暴露した出来事だったともいえる。
 
 9月15日に任期が切れる国連ネパールミッション(UNMIN)の任期延長問題も、政府側とマオイストの対立が解決していない。ネパール政府は国連に対して送った書簡のなかで、ネパール軍の監視に関してはまったく触れずに、「UNMINはマオイスト軍の兵士と武器の監視を最優先に行うべき」として4ヶ月間の任期延長を要請した。これはつまり、ネパール軍の監視をUNMINの任務から削除することを示唆したことになる。これに対して、UNMINチーフのKarin Landgrenは「ネパール軍の監視をUNMINの任務から除くことは、和平協定が崩壊したことを意味する」として、ネパール政府の要求を受け入れて任務延長する意図がないことを明らかにした。一方、マオイストは政府が彼らと話し合いをせずに国連に書簡を送ったとして、今日、現状の任務のままUNMINの任期を6ヶ月間要請する書簡を国連に送っている。
 
 UNMINの問題に関しては、UNMINとマオイストの主張が正しい。ネパール軍をUNMINの監視からはずすことは、つまり、和平協定の終わり、つまり和平プロセスの終わりを意味することである。ネパール会議派やネパール首相らは、明らかにその事実を理解して、ネパール軍の監視は必要なしと発言している。彼らにとって、和平プロセスはもはや、最優先事項ではなくなったということなのだ。

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