Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 昨日は秋の祭り、インドラ・ジャットラだった。その前日21日に、元国王に絡んでメディアをにぎわした出来事があった。この日はネパール会議派の新党首を選ぶ選挙が開かれていた。たまたま午前中、用事があってラトナ・パークから投票が開かれるアカデミーがあるカマラディに行ったのだが、道路には立候補者のパンフレットが撒き散らされ、3000人を超える総会メンバーだけでなく、大勢の党員が周辺に集まって、スムーズに歩けない状況だった。
 
 同じころ、旧王宮広場のハヌマンドカで、世界ヒンドゥー青年評議会の主催で、元クマリたちが一堂に会するプログラムが開かれた。ヒンドゥー原理主義者で元国王支持者である評議会はこのプログラムの主賓としてギャネンドラ元国王を招待。会場にはネパールにまだ国王が存在するかのように、「シュリ・パンチ・マハラージャ・ディラージ・ビール・ビクラム・シャハデヴァ・サルカール」と書いたバナーを掲げた。このプログラムのことを知った政府は急きょ治安会議を開いて、元国王がプログラムに参加するのを阻止することを決定。民間メディアは、「元国王が武装警察隊によりニルマラ・ニバースに閉じ込められる」(ABCテレビ)、「ハヌマンドカには元国王の参加に反対して、大勢のマオイストが終結」(Kantipur FM)、「政府はダサイン祭まで元国王が宗教的・文化的行事に出ることを禁ずる」(Kantipurメディア)など、それぞれ意味合いの異なるニュースを流していた。
 
 週刊紙Janaasthaによると、ネパール首相はマオイストのプラチャンダに相談したうえで、元国王がプログラムに出席することを禁じたのだというが、内務省の言い分は、ネパール会議派の党総会に大勢の治安部隊を動員したために、元国王の警備のために警官隊を動員できないということらしい。要するに、「警備ができない」ことを理由に、政府が元国王が宗教行事に出ることを禁じたということになる。
 
 元国王とその家族は、このところ宗教的な行事などに活発に参加するようになり、王制復古をねらっているのではないかという疑いの声が出ていた。言うまでもないが、彼らが活発になる背景を作っているのは、だらしがない政党政治家たちである。とくに、元国王派の政治家や国王の親類に近づいて、「文化的国王」の可能性を示唆していると伝えられているプラチャンダの功罪は大きい。

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