|
先週末はルンビニに行ってきた。昨年同様、チベット仏教サキャ派の僧院で開かれた祈祷会で、お経の海に浸ってきた。留守中、議会で一騒動あった。議会場のなかで、マオイスト議員が本予算案を提出しようとしたパンデ財務大臣に殴りかかり、予算案の文書が入った鞄を壊して文書を破った。この明らかな暴力行為は、当然のことながら、他党から強い批判の的となっている。議会内での暴力を目の前にして、何の措置をとることもしなかったネムバン議長に対する批判の声もある。
マオイストの第6回拡大会議が、昨日からゴルカ郡パルンタール村で始まった。昨日は開会式で、今日から3人のリーダーが出した方針案に関する話し合いが始まった。今日はバブラム・バッタライとモハン・バイデャヤ2人の副議長が自身の提案書に関する説明を行い、明日、プラチャンダが説明をしたあとに議論に入ることになっている。今日自身の方針案を提示した副議長2人は、議長であるプラチャンダの指導力について強く批判をしたと報道されている。
会議には約6000人の党員が参加しているが、マオイスト軍のコマンダー約1200人を参加させていることを他政党が一斉に批判している。会議に参加したメンバーは軍統合の対象からはずすべきだという声までもあがっている。
19日のマオイスト議員による“暴力事件”のあと、議会は閉会となった。そのため、首相選挙の行方も不透明となっている。ネパール首相は週末からトラ保護の国際会議に出席するためにロシアに行っており、マオイストのリーダーは少なくとも25日まではゴルカに滞在する。つまり、問題解決のための話し合いは、今週末まで棚上げということである。
ゴルカの拡大会議では、プラチャンダ派がバイデャヤ派と組んで、バッタライ派の孤立化を計っているという報道もある。和平プロセスの継続を主張するバッタライ派が少数派になるということは、すなわち、和平プロセスの危機をさらに深める可能性につながる。昨日の開会式でプラチャンダが演説をしたあと、拍手がなかったという報道もあった。今晩放送されたFMラジオを聴いていたら、元マオイスト中央委員のムマラム・カナルが「プラチャンダは党を分裂させても、自身が権力を掌握しようと試みるだろう」と話していた。この会議は和平プロセスにとっても、マオイストにとっても、今後を決める重要な会議となりそうだ。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2010年11月23日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]




