Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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4つのオプション

 ヒマラヤが一番きれいに見える季節が来た。先週、カトマンズに戻ってきたときには、空港の外にでて「カトマンズはまだ暑い」と感じたが、朝晩かなり冷えるようになった。今年も、残すところ一月半。つまり、制憲議会の任期切れまであと6ヶ月半、UNMINの任期切れまであと2ヵ月ということである。時間は容赦なく過ぎていくが、この国の政治家には焦った様子はまったく見られない。新憲法の制定が半年で終わるのか。マオイスト軍の統合・リハビリが2ヵ月で終わるのか。ほとんどの人が「NO」と答えるだろう。
 
 先週末にハッティバン・リゾートで16時間にわたって開かれた3政党の“極秘会議”で、マオイストは新政権樹立のために次のような4つのオプションを提示したそうである。1.マオイスト主導政権。2.ネパール会議派と統一共産党の政権、つまり、マオイストは野党にとどまる。3.交代で首相を務める。4.3党トップによる合議政府。3.の「交代首相案」は統一共産党が以前から非公式に唱えていたものだが、ネパール会議派は自党が最初に首相を務めるのであればこれを受け入れるとしているという報道もある。4番目の案はなんだかよくわからないが、主要3党の党首全員が首相となり、閣僚会議ごとに持ち回りで閣僚会議の議長を務めるというものらしい。
 
 マオイスト党内からは「野党にまわるべき」(キラン)という声も出ているようだが、プラチャンダがそう簡単にあきらめるとも思えない。いずれにしても、マオイストが野党にまわったら、新憲法はできないだろう。ラジオやテレビの庶民へのインタビューを聞いていると、「交代案」や「合議案」について、「政党リーダーは何をばかな事を言っているのか」と話す声も聞こえる。しかし、これまでの3党の行動を見ていると、「交代案」か「合議案」しか、解決の方法はないのかもしれないとも思えてくる。いずれにしても、明日再び3党のトップ会談が開かれる。明日も議論が進まなかったら、新憲法の制定も軍統合も、期限内に完了することは限りなく不可能ということになる。

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