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ネパール首相はいまだにどこか遠くの国にいる。党内外からの批判を無視して外遊にでかけた理由については、「自分がいても、大勢に影響はないから」と言ってのけたそうである。国政に影響を与えることのできない首相など、そもそも必要ない。首相留守中の動きは、マオイストが特別国会の召集を要請することを決めたことくらい。マオイストは今日も、小政党からの支持をとりつけるために話し合いをしたが、特別国会を召集するには、明確な議題がなければならない。新首相の選出が議題となることになるが、この問題をどうするのか、政党間の合意なしに特別国会を召集しても、議論が進まなかったら、議会はふたたび解散となる。
ネパール会議派も党幹部の任命をめぐって、コイララ派とデウバ派の争いが表面化している。マオイストは先日の拡大会議後、すぐに中央委員会議を開くことになっていたが、3人のリーダーのあいだで調整がつかず、会議はいまだに開かれていない。マオイストも統一共産党も中央委員会議を14日に開く予定になっている。この日からUNMINの任期終了まで残すところ一月。軍統合特別委員会のコーディネーターであるネパール首相が不在であるために、統合の問題の話し合いは何も進んでいない。
一方、新憲法に関する政党間の意見の違いを調整するために発足したハイレベル作業部会は、このところ毎日会合を開いて、少しずつ前進しているようだ。今日までに政党間で対立していた47の問題のうち、43の問題について合意が成立している。自治権、多元主義、人民戦争の言葉を入れるかどうかについては、調整がついていない。制憲議会は開かれていなくとも、政党間の調整が進めば、今後のプロセスは容易になる。しかし、現暫定政権は、ずるずると来年5月の制憲議会任期切れまで政権交代に応じない可能性がある。
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2010年12月08日
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