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この国には、心から国とその国民のことを思っているリーダーはいないのだろうか。憲法制定の期限まで、すでに3か月を切っているというのに、真剣に問題を解決して合意を成立させようという意思がどの政党にも見られない。わずかな望みがかけられていたハイレベル政治メカニズムも、まったく話し合いが進んでいない。今日開かれる予定だった会合も、キャンセルとなった。コイララ党首の容態が思わしくないことを理由にあげるリーダーもいるが、コイララ党首がいないとこの国の政治は動かないとでもいうのだろうか。憲法を期限内に完成させるためには、すでに一刻の猶予も許されない時期にきているというのに、制憲議会の議員たちは外遊に忙しい。
議会内に設置された憲法委員会は今日中に憲法案を提出しなかればならなかったが、作業を終えることができなかった。11の委員会が作成した憲法案のうち同委員会に提出されたのはわずか2つだけである。これで、10度目のスケジュール延期が確実となった。もはや、期限内に憲法を作ることは不可能であるにもかかわらず、その後どうするかに関する議論も始まっていない。マオイスト党内ではすでに「期限内完成は不可能」と結論づけ、制憲議会の任期を「6ヶ月間延長する」という方針が広まっている。一方、ネパール会議派のデウバ元首相はあちこちで「1年延期」説を主張していると聞く。
今のネパールはまったくの無政府状態にある。政府(ネパール首相)には、問題を打開する意思もなければ、能力もない。何度も書くが、存命だけを目的とした現政府には、もはやまったく存続の意味がない。昨日の統一共産党の中央委員会議では、大半のメンバーが無神経なビム・ラワル内務大臣に辞任を求めたと伝えられている。一方のラワルは昨日開かれた記者会見で、声高に自身の立場を擁護し、「(ザミン・シャハ殺害)容疑者と接触のある警官は全員がすでに(警察を)辞めている」と虚偽の発言をしたことを今日の日刊紙Nagarikが一面トップで報道していた。何ともお粗末としか言いようがない。
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