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マオイストが各地で党員や若者にトレーニングをしているというニュースが、連日報道されている。マオイスト側は“軍事訓練”ではないとしているが、東ネパールではククリ(ネパール刀)を使った訓練をしている様子がKantipur紙に写真入りで掲載されている。街頭運動を始めたあとに想定される弾圧のさいの“自己防衛”の手段を教えていると言っているが、これはマオイスト独特のパフォーマンスである。
さて、今日開かれるハイレベル政治メカニズムの会合で、とうとう制憲議会の任期延長の提案がされることになった。統一共産党の議員総会の決定に基づいて、同党のカナル党首が提案をすることを昨日明らかにしたものだ。しかし、マオイストは今朝開かれた常備委員会議で、現政府が辞任するまで任期延長には応じないという方針を再確認し、今日のメカニズムの会合では、マオイストが率いる新政府発足を主張することを決めている。
一方、ネパール会議派はマオイストが制憲議会の任期延長に条件をだしてきた場合、議会を解散して、新たに選挙を開催するという方針を主張することをトップ・リーダーが明らかにしている。つまり、主要3政党は、ここにいたるも、それぞれまったく異なる意見であるということだ。水面下では、プラチャンダ党首はすでに制憲議会の任期延長に「OK」の返事をだしているという噂もある。任期延長以外にオプションはないように見えるが、マオイストがここで自身の要求にこだわって譲歩をこばんだ場合、「マオイストのせいで、議会解散となった」と後々まで批判されることになる。
プラチャンダは小政党の議員に金を渡して票を買うことまでも話題にしたが、議会で政府不信任案を提出することには、バブラム・バッタライとキランが反対をしたと聞く。ネパール会議派が現政権支持の方針を変えない限り、彼らの要求が受け入れられる可能性は低い。さて、コイララ党首亡き後初めて開かれる今日のメカニズムの会議で、どんな話し合いがされるのだろうか。
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2010年04月21日
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