Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 ネパール首相は昨夜、ネパール軍を含めた4つの国家治安機関のトップを呼んで、マオイストのメーデーの反政府集会に関する話し合いをした。統一共産党の国防、内務、情報通信の3閣僚も出席したこの会合で、政府側も治安機関の側も、「マオイストは力で政府打倒を計っている」と結論し、厳しくこれに対処することにしたという。
 
 統一共産党は昨日開かれた常備委員会の会議で、合意成立のためには首相辞任も辞さない構えでかかることを決めているが、ネパール首相の動きと発言を見ていると、まだ辞任をする意向があるようには見えない。一方、マオイスト側も、メーデーに向けて地方から大勢の活動家が首都圏に集まりはじめている。マオイスト学生組織が昨日から無期限閉鎖させている私立校の校舎を、宿舎にしているという報道もある。首都圏に来ている活動家には、「5月1日までにネパール首相が辞任しなければ、2日から無期限ゼネストを開始する」として、1日以降も首都にとどまる指示がでているという。
 
 さて、このまま行ったら、メーデーに何らかの衝突が起こる可能性が高くなってきた。統一共産党は昨日の会合で、ハイレベル政治メカニズムの会議で他党に提案する案を作成したとも言われている。直前で、プラチャンダ以外のリーダー(現段階ではNCのラム・チャンドラ・パウデルの可能性が最も高い)で、首相交代ということで収まる可能性も、もちろんまだ残っている。緊張した1週間になりそうだ。

辞任か衝突か

 今の政治的混乱はどういう形で収拾するのだろうか。それとも、収拾せずに、まっすぐメーデーの衝突に向かうのだろうか。これまで、今回のような危機は何度もあったが、大きな衝突は直前で何とか回避されてきた。マオイストは5月1日に向けて、すでに人間と物資の“首都集中”に動き出している。ここまでくると、政府への圧力のためではなく、明らかに本気でメーデーのデモ集会の準備をしていることがわかる。この段階で、急ブレーキがかかるとしたら、それはネパール首相の辞任にしかない。
 
 統一共産党は今日開かれた常備委員会の会議で、合意成立のために、首相辞任も含めた努力を行うことを決めた。ネパール首相は今日、プラチャンダ以外の人が首相になるのであれば、自分は辞任する用意があると話している。一方、ネパール会議派の中央委員会議では、自党が新政権を率いるべきだという意見が出ている。プラチャンダがバブラム・バッタライを首相にさせることは考えられない。やはり、NCから首相をということで決着するのだろうか。だとすると、ラム・チャンドラ・パウデルか、シェル・バハドゥル・デウバのどちらかということになる。今のNC党内のパワーバランスからすると、前者の可能性のほうが高い。さて、統一共産党はどれだけ問題解決に本気なのだろうか。

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