Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 心理的圧力がかかると、なぜかリゾートホテルに籠もる癖のあるプラチャンダが、今朝からドゥリケルにあるホテルに籠もっている。マオイストは明後日21日から中央委員会議を開くことになっているが、この会議で提案する政治方針を考えるための隠遁だそうである。プラチャンダは迷っていることだろう。何しろ、全国から何万人もの人を集めた無期限ゼネストが失敗に終わり、党内外から大きな批判を受けたばかりである。再び、自身が出した提案が失敗したら、党内での信頼はがた落ちする。しかも、制憲議会が解散されるか、任期が延長されるかという国家の一大事が、マオイストの態度しだいで決まるという状況にある。ここで誤った方針をとると、党の人間だけでなく、国民から大変な非難を受けることになる。プラチャンダが悩むのも無理はない。
 
 プラチャンダが迷っているのは、もちろん、制憲議会の任期延長を支持するかどうかということだ。支持する条件として、ネパール首相の辞任要求を出しているが、首相が辞任をする様子はまったくない。支持しなかった場合、つまり、暫定憲法64条の改正案に支持票を投じなかった場合、「マオイストのせいで、制憲議会は解散となった」と、その後起こることが予測される政治的危機の原因を作った責任を負わされることになる。ゼネストに引き続いて、プラチャンダがこの責任を負いきれるだろうか。
 
 「無条件で任期延長を支持せよ」(日刊紙Nagarikの社説)と、マオイストへの圧力は5月28日が近づくにつれて大きくなっている。とりあえず、暫定憲法改正案を支持して、制憲議会の命をつないだあと、反政府の運動を始めるという手もある。その場合、マオイストがまた妥協したことを弱みととる統一共産党やネパール会議派が、ますます上手に出てくる可能性がある。国を“さらなる危機”から救うためには、制憲議会の任期の延長は不可欠だ。さて、プラチャンダは党内からの批判に耐えてまで、国家を優先した決定をすることはできるだろうか。

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