Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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合意成立の可能性

 今日の日刊紙各紙を読むと、「マオイストが柔軟になった」と昨日の中央委員会議の結論を報じている。「国民的合意を」という条件つきではあるが、中央委員の大半が制憲議会を解散させてはいけないという意見を明らかにした。昨日のプラチャンダの発言からすると、「何とかして制憲議会の任期延長を」という意図がうかがえる。プラチャンダ提案というよりは、「できるだけ柔軟に」というバブラム・バッタライ方針を採択したようだ。政権交代についても、プラチャンダを首相にという要求にはこだわらず、他党でも、あるいは自党内のほかのリーダーでも受け入れる用意があることを明らかにしている。今日、主要3政党の会合が開かれるが、マオイスト側が「任期延長」の方針を決めたことで、合意の可能性がでてきた。
 マオイストは今日午後に開かれた中央委員会議で、「条件付きで制憲議会の任期延長に応じる」というプラチャンダ方針を採択した。この決定が下される前に、今朝開かれた主要3政党の会合では、両者ともに歩み寄りの気配はまったく見られなかった。それでも、ぎりぎりまで合意を試みるために、今日から議論が始まることになっていた暫定憲法64条の改正案は明日提議されることになった。マオイストは昨日、この改正案に反対する知らせを議会に提出して、改正案提議の差し止めを求めたが、これも取り消すことにマオイストが合意した。
 
 明朝、主要3政党は再び会合をもつことになっているが、ネパール首相の辞任が確約されないかぎり、任期は延長されないことがほぼ確実となった。今日のKantipur紙のコラムにあったように、今の政治危機になかで、「最大の障害」はネパール首相である。ここまでネパールの政治がこじれた原因の半分以上は、マダヴ・クマール・ネパールにある。それでも、マオイストは目をつむって、無条件で任期延長を支持すべきである。何度も書くが、それ以外にオプションはない。マオイストが“理想”と“プライド”にこだわって任期延長を支持しなかった場合、一番喜ぶのはインドとギャネンドラ元国王、統一共産党内の選挙に負けた“極右勢力”(KPオリ、ビデャヤ・バンダリら)、そしてネパール首相本人である。マオイストには、“今は負けても、後で勝つ”ために、将来に目を向けて、もう一度だけ譲歩をしてほしい。

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