|
日刊紙Nagarikによると、主要3政党は制憲議会の任期を延長して、その後、包括的合意を成立させるプロセスに関して“極秘合意”をしたという。そのプロセスとは、マオイストは首相の辞任を任期延長の最初の条件としないこと、一方、ネパール首相は今日の暫定立法府の会議で、辞任を公にするというものである。しかし、この合意にネパール首相が同意しているのかどうかは不明である。今朝になり、マオイストは常備委員会議を再度召集、統一共産党は議員会議を開いている。マオイストの最中決定と、首相辞任に反対しているKPオリ派がマイノリティである同党の議員が、どんな決定をするのか注目されている。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2010年05月28日
全1ページ
[1]
|
昨日のマオイストの常備委員会議の決定で、一つだけどのメディアも報じなかったことがあったようだ。それは、制憲議会の任期延長に関する最終的な決定権をプラチャンダ党首に与えたことである。したがって、最後の最後で、マオイストが“無条件”で任期延長を受け入れて国民を驚かすという可能性がまだ残っている。今日の日刊紙Nagarikがそれを示唆している。いずれにしても、マオイストは任期延長を受け入れるしか道がない。最後のどんでん返しが起こることを期待したい。
|
|
制憲議会の任期が延長される可能性は、ほぼなくなった。マオイストは今日午後に開かれた常備委員会議で、現政権が継続するかぎり、制憲議会の任期延長には応じないという方針を決定。さらに、夕方開かれた統一共産党の常備委員会議では、ネパール首相は辞任をしないと決定した。つまり、明日、暫定立法府に提議される暫定憲法64条の改正案(制憲議会の任期を2年から3年に改正)をマオイストは支持しないということである。3分の1以上の議席を持つマオイストが支持しないということは、つまり、改正案は通らないということである。
ネパールの国民が60年間求めてきた制憲議会は、明日の深夜12時に自動的に解散されることになる。昨日の英字紙The Kathmandu Postに掲載されたコラムのなかで、英文学者のAbhi Subedi氏が、制憲議会が解散となる5月28日は、ネパール国民にとっても「最も悲しい日として歴史に記されるあろう」と書いていた。私もそう思う。膨大な国家予算を使って、約600人の議員たちは一体何をしてきたのだろう。与党の統一共産党やネパール会議派は「マオイストのせいで解散となった」と、マオイストに罪を着せるのだろう。しかし、最も深い罪を負わなければならないのは、マダヴ・クマール・ネパールである。皮肉なことは、2年前の制憲議会選挙で、たった一人だけ「2つの選挙区で落選した人」が首相となり、そして、制憲議会の解散に一役買ったことである。もっとも、ネパールが首相になったときには、プラチャンダも後押ししたのだから、責任の半分はプラチャンダにもある。
昨日も書いたように、明後日からの予測のつかない政治危機のなかで、最も苦労をするのはマオイストである。インド政府はこれを望んでいたのだろう。
|
全1ページ
[1]




