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昨日発売の英字週刊紙Nepali Timesに、Kanak Mani Dixitが今回、マオイストが地方から何万人もの人を首都圏に連れてきたことを「茶番である」と書いていた。これが今回のマオイストの6日間続いたゼネストに関する、都市住民の大半の人の感想なのだろう。一方で、同紙にはC.K.Lalがまったく異なる見方のコラムを書いている。都市部のメディアは見るべきもの、つまり、マオイストが連れてきたカトマンズの路上にいる人たちは一体誰なのか、村でどんな生活をしているのかを見ていないというものである。英文学者のAbi Subediも、今日の日刊紙KantipurにC.K.Lalと似たような趣旨のコラムを書いていた。オンライン版のNepali Timesに掲載されたC.K.Lalのコラムに書き込まれたコメントを読むと、カトマンズの中流以上の人たちがDixitと似たような感覚で路上に突然現れた人たちを見ていたことがわかる。大半の人がC.K.Lalが書いていることを理解していない。
マオイストは確かに今回敗北したが、これを“茶番”であると見下した見方をすることは過ちだと思う。マオイストがとった今回の戦略は確かに間違っていたのかもしれない。しかし、ネパール首相の辞任を求める彼らの要求を私は支持する。ブータンで開かれたSAARCサミットに出席するために出発する前日に開かれたハイレベル政治メカニズムの会合で、ネパール首相はマオイストが抗議プログラムを中止すれば、自分は辞任をするという提案をした。マオイストはゼネストを中止した。ネパール首相に少しでもモラルがあるのであれば、即刻、辞任をすべきである。
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マオイストは先ほど開かれた常備委員会議で、無期限ゼネストを中止することを決めた。街頭運動は強化するとしているが、実質的にマオイストは敗北したことになる。都市部に地方から人を集めて、政府に圧力をかけるという戦略が失敗したことになる。5月28日よりも前に“別の形で”街頭運動をするとしているが、再びこれだけの人を集めることは困難だろう。
各地でマオイストとゼネストに反対する地元民の衝突が広まっているなか、これ以上の大きな衝突が起こると、政府側に非常事態宣言を発令させるきっかけを作ることになる。そうなれば、与党内保守派(K.P.オリら)の思惑どおりになる。外交サークルを含めて、四方からゼネスト中止の圧力がかかっていたのは事実である。今朝の平和ラリーには、かなりの数の一般市民が参加した。当然の措置と言える。しかし、これで危機が去ったわけではない。5月28日は迫っている。その後どうなるのか、まだ何も決まっていないのだ。
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