Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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プラチャンダ包囲網

 マオイストのトップ指導層からプラチャンダ批判がでていることが、さまざまなメディア報道で明らかになりつつある。今日のKantipur紙は2人の副党首キランとバブラム・バッタライ、そして党ナンバー5で書記のバーダルの3人のリーダーが、党首1人に権力が集中しすぎたことに関してプラチャンダに“注意を促す”用意をしていると伝えている。マオイストは中央委員会議でグループ・リーダーシップをとることを決めているが、ここ1年ほどは実質的にプラチャンダの独裁体制にあったことを認め、プラチャンダの個人的な野心や謝った言動で、政党間の交渉も失敗しただけでなく、街頭運動も成功しなかったという結論に達した。
 
 今回、“強硬派”と“現実派”のリーダーとして、常に対立してきたキランとバブラムが近づいたのは、2人の側近ともいえる若手リーダーの働きかけがあったようだ。キランに近いビプラプことネトラ・ビクラム・チャンダと、バブラムの側近であるアナンタことバルサ・マン・プンである。アナンタはずっとプラチャンダが信頼する“部下”であったが、最近バブラムに鞍替えしている。若手リーダーのなかで党内に強い支持基盤をもつビプラプと、党外に広いネットワークをもつアナンタの2人が、反プラチャンダ派として今回暗躍したことは、党首にとっては脅威となることだろう。
 
 プラチャンダは今日、この報道を認める発言をしている。もっとも、批判の内容は認めておらず、「党外だけでなく、党内の近しい人からも包囲されている」と、自分が裏切られたかのような発言である。キランとバブラムがプラチャンダを批判している点はすべて真実である。プラチャンダが彼らの批判を「陰謀である」として、受け入れようとしなかった場合、あるいは、逆に陰謀を諮って彼らの動きをつぶそうと試みた場合、プラチャンダの権威はさらに失墜することになるだろう。
 

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