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二転三転した一日だった。首相選挙のための議会が始まる直前、マオイストは統一共産党のカナル議長が3分の2以上の議席の支持を獲得することができたら、プラチャンダが立候補を取り消してカナルを支持することを決定。その後、複数の小政党がカナル支持を表明した。マデシ・ジャナディカール・フォーラムのウペンドラ・ヤダヴも、一時はカナル支持を表明したが、マデシ民主戦線の他の政党が統一共産党支持を拒否したため、最終的にどの候補者も支持しないことを決めた。そのために、カナルが党内から出された条件である3分の2以上の議席をとることは不可能となった。
予定よりも5時間近く遅れて議会が始まると、まず、プラチャンダを首相にという動議をバブラム・バッタライが提出。次にネパール会議派のシェル・バハドゥル・デウバがラム・チャンドラ・パウデルを首相にという動議を出す演説をした。そして、最後に、「ジャラナス・カナルを首相に」という動議を提出したマダヴ・クマール・ネパール首相が、動議を提出するための演説をした。この時点では、「カナルは立候補を取り消さないのか」と思ったのだが、プラチャンダとパウデルを首相にという投票がそれぞれ行われたあと、ネムバン国会議長が動議を取り消すかどうかの確認の演説を求めると、ネパール首相は「中央委員会決定にしたがって、3分の2を超える支持を得られなかったために立候補を取り消す」と宣言した。
投票の結果は、プラチャンダが賛成票242、反対票114。パウデルは賛成票124、反対票235で、両者とも過半数の300を超える議席を獲得できなかった。そのため、明後日、2人の候補者のあいだで再投票が行われることになった。今日の投票では、統一共産党とマデシ4政党、小政党の大半が投票を棄権した。明後日の投票でこれらの政党がどういった行動をとるのか、今の段階では不明である。したがって、明後日の投票でも首相が決まらない可能性がある。
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2010年07月21日
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