Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 統一共産党のJNカナルとKPオリ・MKネパールは“復讐合戦”に勤しんでいるようだ。ネパール首相には、カナル議長とその一派のために辞任に追い込まれたという恨みがある。一方、カナルには、首相に選ばれる一歩手前まで行っていながら、オリとネパールのせいで、立候補を取りやめることになったという思いがある。ネパール首相がカナルの立候補取りやめを宣言した演説をしているときに、首相の顔には勝ち誇ったような表情が見て取れた。カナルへの復讐に成功したことを「して、やったり」と喜んでいるような演説だった。両者は互いへの深い憎悪、そして、互いを蹴落とそうとする企みをもはや党外に隠そうともしていない。党が分裂しないことが不思議なほどである。あるいは、分裂できないほどに、この政党は腐っているともいえる。
 
 カナル議長派は「合意の政府樹立」を求めて、首相選挙は棄権する方針にこだわっている。一方で、オリとネパールは中央委員会議を開いて、この決定を覆し、ネパール会議派のラム・チャンドラ・パウデルに投票すべきと主張している。中央委員会議を召集する権利はカナル議長にあるが、オリ派は召集を求める署名集めを始めたという報道もある。
 
 党内に深い亀裂が入っているのは、マオイストも同じである。首相の立候補者を決める政治局会議で、プラチャンダが一方的に自身が立候補することを決めたことに、バブラム・バッタライとその一派は強い不満を感じている。それを反映する形で、バッタライは先日、Kantipur紙のインタビューのなかで、「合意の政府の樹立を試みるべき」と発言した。この発言にプラチャンダは激怒したそうである。
 
 その意図がどうあれ、「合意の政府樹立を試みるべき」というカナルとバッタライの主張は正しい。このまま議会で投票を行い、プラチャンダが首相になったところで、あるいはパウデルが首相になったところで、政府運営は早期に失敗するだろう。新憲法ができないことは言うまでもない。これら2党のリーダー間の対立は、ネパール語で「ギド・ラグド(気持ちが悪い)」と言うほどに醜いものだ。そこにはイデオロギーも主義主張も何もない。個人的な権力への野心とライバルへの憎悪があるのみである。ネパールの政治には、もはや見るところが何もなくなったと結論したくなるほどの落胆を感じる。

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